「丹下を励ます会、の巻」
やはり、日本酒5合が効いたのだろう。
「丹下を励ます会」に参加した翌日は、夕方まで爆睡。
起きると、風呂場の方からピチャピチャと聞こえる。
どうも、シャワーを出しっ放しにして寝たようだ。
脱衣室まで水が流れ込み、危うく居間まで浸水するところだった。
ついでに、タオル掛けが壊れている。
これは、酔って、倒れそうになって、だからそれにつかまって、そのまま壊したのだと推測できる。
いや、自分個人の問題なら大したことはないのだが、これだけ酔っているということは、もしかしたら、人様に迷惑をかけたのではないかと不安になるのである。
日ごろから、行いはいいとは言え、本能の「躁」の部分にスイッチが入っていたら、狼藉三昧ということも考えられる。
もし、ボクの言動で嫌な気持ちになった方には、この場を借りて謝ります。
申し訳ございませんでした。
かように酒飲みは、いつも翌日、へこむのだ。
酒のなかでも、日本酒はいつもやられる。
やられるとわかっていても、「ひれ酒」だけには目がないのである。
紅茶のティーバッグなら、最低でも3回は使いまわす貧乏性のボクゆえ、ひれ酒だと最低でも4〜5回は搾り出す。
海中を泳ぎ続ける、あの生命力が「ひれ」には宿っているのだから、4〜5回でも足りない。
供養ということではない。
生きとし生けるものを食い尽くすということは、わが身もろとも死ぬということなのだ。
それくらいの覚悟をもってひれ酒を飲まなければ、ふぐに失礼というものだろう。
「丹下を励ます会」とは名ばかりで、それを肴に飲み会をしようという企画。
皆さん、それを理解しているようで、丹下を励ます人は一人もいなかった。
とても、いい会だった。
翌日、二次会でいったカラオケの「でみママ」からTEL。
「丹下さんがケータイを忘れて帰ってしまったみたいなんだけど、どーする?」
丹下は、今回の件を境に、新しい人生を歩みだそうとしているのだ。
ママは、それを分かっていない。
すなわち、過去を捨てるということである。
だから、ボクは「今すぐ、踏み潰して捨てなさい」と申し上げた。
これこそ、丹下を励ます意味のある行動だと思うからである。
ついでに、「踏み潰して壊れた部品は、電気屋に買い取ってもらいなさい」と申し上げた。
言うまでもなく、エコである。
カーカーカー。
というわけで、「第2回丹下を励ます会(という名の飲み会)」を近日中に開催いたします。
参加される方は、手を上げてください。