「シャーガー事件の真相判明の巻 第6回」
久しぶりに丹下からお呼びがかかったのですが、当日は京王線沿線で「不発弾処理」がありました。
まったく気付かずに電車に乗って(鈍行だけなのでおかしいな、とは思いましたが)、明大前あたりで車内放送で知らされ、アッタマに来て、爆死してやろうかと思いました。
しかし、ダイナマイトを忘れたので、事務所に取りに返りました。
今、原稿を書きながら、グリーンchでヴィクトリアマイルを観たところです。
さて、先週、『日刊スポーツ』の血統予想でお馴染みのTさんが主催する短歌の会へ入会しまして、6首ほど詠んでみました。
競馬は競馬として、初めて、こういう枯淡とした遊びをしたで、心が洗われるような気持ちになりました。
丹下も入会して、「下心だらけの50年間」を洗い流したら、どうでしょうか。
というわけで、1998年の今週は、5月18日(月)〜24日(日)となります。
●この頃、元IRA(アイルランド共和軍)の幹部が、出版した自著のなかで、英国ダービー馬・シャーガーが誘拐直後に殺されていたことを明らかにしました。
「シャーガー誘拐事件」については、Wikipediaでも読んでいただきたいが、簡単に書くと、
「1981年のエプソムダービー、愛ダービー、キングジョージ6世&QエリザベスSを勝ったシャーガーが、種牡馬生活2年目を送っていた1983年2月8日の夜に誘拐された。翌日、犯人から200万ポンド(約7億円)の身代金を要求されたが、オーナー側がこれを拒否。以降、犯人から連絡なく、真相は闇の中」
という事件です。
その後、エイプリルフールになると、「生きていた」とか「遺骨を発見した」とかのデマで賑わっていた。
その著書には、「馬の世話に詳しい人間を雇ったが、シャーガーが厩舎の中で暴れたので、始末におえなくなって殺した」と書かれていたそうです。
その「馬の世話に詳しい人間」は、「去勢」することを知らなかったのでしょうか?
●24日(日)、蛯名正義騎手が東京競馬場で、障害を除く全11レースに騎乗しました。
これは、同年4月29日に阪神で、南井、武幸四郎両騎手が記録して以来のケース。
4勝したから、上々の出来といってもいいでしょう。
●同じく24日(日)、俳優・小林薫さんの所有馬「ウインディスマイル(父ヤマニンゼファー×母父ノーザンテースト)」が、東京競馬場の未勝利戦に出走し、初勝利をあげました。
当時、小林さんはNHK朝の連続テレビ小説『天うらら』のロケ中で、競馬場にはいなかったそうです。
小林さんは、牧場経営者らと「小林薫会」を作り、共同馬主となって5頭の競走馬を所有していました。
モットーは「安い馬を強い馬に育てよう」だそうです。
ちなみに、ヴィクトリアマイルに出走したジョリーダンスは、7着に敗れてしまいました。
●さて、この週のメーンは「第28回高松宮記念」でした。
1番人気シーキングザパール(武豊)、2番人気シンコウフォレスト(四位)、3番人気スギノハヤカゼ(田島裕和)。
エイシンバーリンの逃げ、離れた2番手追走のシンコウフォレストが、1:09.1で勝ちました。
2着に7番人気のワシントンカラー(柴田善臣)でした。
カーカーカー。
さて、この高松宮記念。
当時39歳の丹下の、◎○▲は何だったのでしょう。
そして、的中させたのでしょうか。
その答えは、丹下が次回のブログでご報告いたします。