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「悩めるスポーツ紙の巻」

 2010年2月10日の某スポーツ新聞です。

 「……骨折し休養していた内田博幸騎手(39)が、今週予定していた戦列復帰を延期することになった。(中略)復帰に向けての感触を確かめるつもりだったが、調教中に左腕をひねってしまい、痛みを感じた。(中略)『100%の状態で乗れないと、関係者のみなさんにご迷惑をかけてしまう。今週は大事をとってやめておきます』と、話した」

 ダイヤモンドSで予定していたトウカイトリックは乗り替わりになるそうだ。

 もう一紙、同年同月同日のスポーツ紙を見てみましょう。

 「……(調教騎乗で)29日ぶりにサラブレッドとの会話を楽しんだ。またがる時も下りる時も、違和感や不自然なしぐさはない一切ない。(中略)『馬に乗ったのは、あの時(落馬したレース)以来。おとなしい馬なので、こちらもリラックスできた。違和感なく乗れた』。表情には安どと喜びがにじんでいた。(中略)ダイヤモンドSでは、万葉S勝ちで復活したトウカイトリックがスタンバイ」

 どちらが正しいのか、今週末に答えが出るわけです。

 各新聞によって、ニュアンスの違いは出るでしょうが、ここまでまったく逆の内容というのは、どうなのでしょう。ただでさえ悩んでいるのに、さらに悩みの種が増えてしまいました。

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 では、ここで、悩めるあなたに一曲聴いていただきましょう。

 斉藤哲夫『悩み多き者よ』です。斉藤哲夫は、『いまのキミはピカピカに光って』を歌った人でもあります。 

  http://www.youtube.com/watch?v=kqqr8gLxQqg

 もしかしたら、我われ以上に悩んでいるのは、当の内パク騎手かもしれません。本当はまだ腕が痛いんだけど、「違和感がない」と書かれてしまったのでは、後者の新聞を愛読する馬主に、大きく期待されているのでしょうから。

 前者の新聞がまちがっているとすれば、後者がまちがっていた時よりも、罪深いものとなります。騎乗できるのに、騎乗できない。こう書くには、よほどの裏づけが必要でしょうからね。

 とはいえ、私たちは、このような報道にさらされているのです。

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