ウォーキングマシーン
思わぬ傷害事件で大腿骨を骨折して、ちょうど一年が経つ。
この季節を迎え、ふと生々しい出来事を思い出し、汗びっしょりで朝を迎えたりする日が続いたりもする。
車椅子と松葉杖の生活が約3か月。ギブスは処方に入っていなかったため、とにかく左足を着地しないよう、何度も大きな汗をかき、電車や新幹線に乗ったものだったが(新潟にも行ったなぁ)、あれから一年。
すっかり細くなってしまった、ボルトが3本埋め込まれた脚。あれ以来、胃腸疾患に悩まされてもいる。
あまりに不条理なことが続けば、世に問うことも許されるのかもしれない。
人間って、けっこうちっぽけな生き物だと、シミジミ思う毎日だが、ソロソロ身体(肉体)にも気を遣ってあげないといけないのかね。
というワケで、先週あたりから、ウォーキングを敢行し始めた丹下ジジイです。
家のすぐ裏は、玉川上水系の野川が流れており、川に沿って林や歩道と、武蔵野公園がICU(大学)まで伸びているため、歩くには事欠かかないし、適度に森陰が伸びているので、熱中症にかかる心配もなさそうだ。
7月の森の朝の匂い。ニイゼミの鳴き声は、夏休みの、少年の朝の目覚まし時計だったなぁ…。
なんて、月曜日は明け方近くまで全英オープンを見ていて(ノーマンが12ホールに入ったときテレビを消したが)、ウォーキングを止めちまおうかとも思ったが、愚妻に「フン」と鼻でせせら笑われるのが嫌で、早朝原稿を一本仕上げたあと、うりゃうりゃと歩いてしまった、負けず嫌いのオレ。
ちなみに、愚妻は一日でウォーキングのお供を止してしまい、朝寝でグーグー(笑)。
キミも栗岩太郎も、夏休みに、セミ取りに熱中したことなんかないだろ?(二人とも、存在が、なんとなくアブラゼミっぽいな)。
8月に入って、一度田舎の親父たちの顔でも見てこようかなと思っています。