けっこうなバケモンじゃ
なんだなんだ、なだいなだ(?)。
ロジユニヴァースが、47秒9という、ケモノ染みた時計で坂路を駈け上がってきた。
しかも、3Fは35秒8—1F・12秒6を馬なりと、単にテンから飛ばしてアップアップなワケでもなく、終いまで余力をもってのこのタイム。
栗東にジョイフルハートという坂路横綱はいるが、美浦はヒシアマゾン以来の、仰天時計間だよなぁ。
なんて、確か札幌2歳前の札幌ダートで、フェブラリーSに出走するんじゃないかというくらいの(6F・78秒くらい?)、もの凄い時計も叩き出していたし、栗東の坂路やコース。そして先週の美浦Wの時計といい、化けモノみたいに動く馬だなぁ(それも、調教=結果と、能力に直結)。
「デビュー前の調教を見て、師匠が推薦してくれたおかげで、今年のPOGはロジで安泰です」という、一部山田乗男系のラッキーマンもいるが、オレは指名していないぞ(笑)。
しかし、某競馬週刊誌のカラーパドックの印象は、全体的にまだ細く映る。
もっとゝ成長して、また強くなるのかと思うと、目眩さえしてくるが、左回り以外は、クリアすべき課題も見当たらない。
週末は雨予報だが、もし普通に時計の出る良馬場なら、ペース次第では1分59秒台が出たりして。
そうなると、ナリタブライアン級?
そう、カラーパドックで思い出したが、昨年の今頃、ブエナビスタを初めて見たときの印象は、立ち姿自体には、正直これといったインパクトを感じなかった。
ただ、ムキムキの栗毛だった兄アドマイヤジャパンとも、小造りなアドマイヤオーラとも違う。ミョーにスラっとして、足運びの繊細な馬だなという感じを抱いたが、そうか。走りだしたときの、地を這うような、手先が一杯に伸びる、あのしなやかなフットワークは、長めの繋ぎと柔軟な球節にあったんですね。
歩きだしたとき、走り始めたときに、ガラリとイメージが変わる、その姿の秘密は、あの繋ぎがすべて。
ま、トウカイテイオーのように、あんまりグニャグニャしすぎると、故障と隣り合わせだろうが、うーん。まだまだ勉強が足りない丹下です。
おっと、木曜日のJRA発表の確定メンバーを手にすると、弥生賞で▲を打とうと思っていたナカヤマフェスタと、フィフスペトルの名前がない。
なんかあったの?
クラシックも、いよいよサバイバルなんだなと、ひとりごちてみるが、丹下厩舎が皐月を勝つためには、アレやコレやソレや、18頭くらいが出走回避してくれないとGⅠ制覇はないだろうが(笑)、そんときゃ、また来年。
とりあえずノーザンFの坂路で、来年の今頃の化け物候補の一頭・アドマイヤムーンの弟を発見(父クロフネ・3億円馬)。
ねぇ、林クン。走るの?