丹下倶楽部

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今昔物語

 昨年のレッドアゲートに続いて、ディアレストクラブ育成馬のディアジーナが、フローラSを制した。

 ディアレストクラブといえば、一昨年は札幌2歳Sを勝ち上がったナムラマースなど、毎年のように、重賞ホースを送り出し、POGシーンにおいても、なくてはならない取材牧場の一つとして、定着した観がある。

 今となっては昔の話だが、十数年前、北海道のセレクトセールを訪ねる際は、よくディアレストの寮に、寝泊まりさせえてもらったもんです。

 ま、一部POGマニアの間ではともかく、馬産地の北海道では、その当時はまるで無名の丹下日出夫。セレクトセールへ行ったからといって、どこかから取材費が出るワケでもなく(当然自腹)、会社に休みをくれというと、イヤミの一つも言われたし、会社の同僚も、「遊びに行くんだろ。楽ばっかりしやがって」と、白い眼で見られもした。

 フロリダの調教セールへ行くにしても、理解を得るには、結局のところ予想という仕事において、牧場取材を結果として生かすしかなかったのだが(後に本紙をとるようになって、編集サイドの人間にとっては、トレセン入りする前の2歳馬取材が役に立つことを、さすがに会社も認めてくれた)。

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 なんて、ディアレストクラブも、育成牧場として立ち上げたばかり。開業当初は門別近くの西山牧場近くで運営されていた。

 寮には十人近くのヤングが寝起きしていたようだが、朝6時起床の彼らと、8時にオハヨウのワタシたち。

 シャコシャコ歯を磨きながら、流し台に並んだコップと歯ブラシの数で、ここには十人くらいの人がいるんだなぁと、呑気なことを考えていたが、浦河のBTCが作られたのを機に、ディアレストもお引っ越し。

 代表の高樽サンは、吉沢Sとともに、BTCのパイオニアとして、同地区の競馬サークルを牽引してきた、情熱の人なんですけどね。

 あそこのクラブの口とりは、まさにスタッフの喜びが弾ける感じで、いつ見てもなごむよなぁ。

 「今年は、カレイなんちゃらの下がいるけど、凄い馬だよ」と、レース前にPOG談義(ノンキというか。ヨユーのある人なんですよね)。

 じゃあ、コッソリ指名することにしますか——って、上の名前を四季報で引けば、すぐにあの下というのがバレバレじゃん(笑)。

 フローラSで、少し残念だったのは、ラークキャロル。

 社台の会報誌にも推奨した馬ということもあって、その動向が気になっていたし、競馬場をウロついているのだが、ふと「丹下さん」と声をかけられたその相手は、初めて社台の牧場ツアーに参加したとき、どこの馬の骨ともわからないワタシを、一緒に飲みに誘ってくれた、大阪のTサン夫妻じゃありませんか。

 聞けば、愛馬のラークキャロルがオークストライアルに参戦。

 「久しぶりに、クラシックに行けるかもしれないと思うと、居ても立ってもいられなくて、朝一番で東京へきた」そうだが、まあまあとりあえず前祝い。

 しかし、馬体重の発表を聞くと、マイナス8㌔で、うう。悪い予感が的中。トモの肉が落ちて、流れているよ。

 こんな日もある。

 「何言ってるの。私なんか、愛馬は39連敗。こりゃ、丹下。私を励ます会でもやんなさいよ!」

 某蕎麦屋の凶悪なヨメからメールが届いたりもしたが、OKゝオーケー牧場。

 確か先週の福島の500万で、二着したんだよね?

 その賞金で、ドーンと会を盛り上げあげましょうや。

 さて、今週は青葉賞。

 むふふ。実は、アプレザンレーヴを差し置いて、密かにGⅡ奪取をもくろんでいる馬がいるんですけどね。

 ついでにスイートピーSも、あの馬でいただきと思っていたら、ないない。登録がない。

 ええい。どうせなら、来週の京都新聞杯にでも出て、牡馬を蹴散らしたれや!

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