丹下の懺悔

アチコチでガッツポーズ

 先週に引き続き、札幌の新馬戦に1800Mの芝が組まれている。

 ただ、先週がマル混だったのに対し、今週は単なる指定レース。

 従って、例えば藤沢厩舎ミスティックベルフライングアップルなどのマル外が出走できない。

 そのぶん、若干レベルが低いような気もするが、しかし、水曜日2時現在。フルゲート14頭に、20頭が出走予定。

 数年前の芝1800M戦は、2歳の夏から長丁場を走る反動や疲労残りが懸念され、5〜8頭立ての少頭数が常で、千M通過が72秒!なんていう、驚きの超スローペースもあったりしたが、さすがにフルゲートだと3Fだけの上がり勝負なんてことにはならない。

 良馬場なら、先週のマンハッタンバーのレコ勝ちに近いタイムも期待できるんじゃないかな。

 なんて、関東期待の星グレインアートは、当初から二週目のここ目標。

 直前は5F・70秒程度の軽めですが、なんたって戸田サン

 乗り込み本数は十分すぎるし、

 「八分のデキでも勝ち負け」

じゃないと、この後クラシック云々はどんなもんでしょう。 

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08.16.2006

「かにかくに山古志村は、の巻」

 「最終レースで◎シベリアンヒートが来たら、温泉に行くよ」

 4着に敗れ、前回のブログにあるように、自宅の「ツキなし温泉」でへこんでいた丹下を見捨て、われわれ6名の「ツキあり温泉」組は、月岡で競馬疲れを癒してきた。

 泉質は、いわゆる「美人の湯」といわれる「硫黄泉」。

 あっさりとした臭さがいい。

 「パパ、このお風呂くちゃいから、オナラをしても誰もわからないね」

 5歳くらいにして、この知恵。

 将来、大物になるかも知れぬ。

 そんな男の子を横目で眺めながら、このネタをブログに使おうと考えている自分の浅ましさ。

  

 翌8月14日(月)。

 朝から「東京の大停電」のニュースを見る。

 都内が混乱しているさなか、温泉でゆっくりできるのはラッキーだった。

 わたしは、幸か不幸か、これまで大事に直面したことがない。

 逆に言えば、大事に遭遇したときの免疫がない。

 そんな状況になったとき、きっとオロオロしてしまうに違いない。

 それを察知してか、一緒に行った出版社の重鎮がタクシーをチャーターして、

 「今から、山古志村に行くぞ」。

 月岡から国道290号線をひたすらに南下していく。

 田園を走り、集落を通り過ぎ、また田園、集落。

 のんびりとした日本の田舎を眺めつつ、約2時間。

 写真集『山古志村ふたたび』(小学館)で知る限り、この村は、日本でも一、二を誇る棚田の景観地であった。

 山々に囲まれ、すり鉢状の丘陵地に広がる何段にもわたる棚田は幾何学模様にレイアウトされ、その四季折々は、この世のものとは思われぬほど美しかった。

 2004年10月23日の新潟県中越地震が起こる前までは。

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ツキなし温泉

 帰省した折に溜まっていた原稿を、会社の仕事を終え合計5本。

 水曜日から金曜日の夜にかけて、ワシワシと原稿を書きまくった安堵感と、その反動で、土曜日の夜は、新潟で栗チャンと暴れまくってしまった。 

 グルグル回る頭を抱えて、日曜日。

 そうだ。9レースのおけさ特別には、数少ない知り合いの馬主サンの馬、ガッテンが出走するんだったよな。

 一年に、高くても800万程度の馬を一頭か二頭。

 関口房朗サンには遠く及ばないが、井崎シューゴローともども、30年近くおつきあいのある馬主サンなんですが

 (たまに、鈴木よしこサンが名前をつけたりする)、

実はガッテンワンが勝つまで、20年近く勝ち星を挙げた馬がいなかったりして(笑)。

 4勝目となったガッテン君のおけさ特別は、それこそ盆と正月がいっぺんに来たようなモンで、さぞ口取りは嬉しかったことでしょう。

 同おけさ特別には、臼田サン

 (こちらの馬主さんは、年のご予算は5億円から10億?の大オーナー)、

アクレイムも出走していたが、出遅れてリズムに乗れず、直線不利を被り着外に惨敗。

 「丹下先生に、褒めてもらえるような馬を出したいんですが、すみませんね

と、言われて、チョー恐縮。

 「現1歳のハイアーゲームの弟に、来年期待してください

と言って、肩を落として帰途につかれたが、来年?今の2歳は????

 それはさておき、メインのクイーンSと小倉の北九州記念に、月岡温泉行きがかかっている。  うっし。馬券で突撃じゃ!

 気負いこんだはいいが、両方とも空振り。

 ついでに北陸S・最終とトホホ。

 祝勝会へ向かうガッテンワンチーム。

 月岡温泉御一行様御用立つバスを見送ったあと、UHFのブースで柏木サンと、一升酒を持ち出しヤケ酒

 (お互い、相当傷が深かった)。

 帰りの新幹線のホームで、塩崎サンとダービーニュースの長谷川サンとバッタリ。

 自由席に移動して、本紙予想家同士、またしても傷をなめあいカンチュー杯。

 「丹下。上野で降りて、一杯やろう」

と、健坊が言うので、長谷川サンと二人、赤シャツとサブとなって、寿司屋・カラオケとハシゴ酒。

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 倒れるように、1時前に自宅に辿り着いたが、そう。さっき浴びたお風呂は、これがホントの、

 「ツキなし温泉

だったりして(笑)。

 

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08.14.2006

友の恋歌 矢車の花

 土曜日の朝だというのに、中央線は、大きなバッグを抱えた子供連れで、やけに込んでいた。

 お盆なんですよね。

 土曜の午後4時すぎに、東京駅の「銀の鈴」で栗岩太郎クンと待ち合わせ、4時半くらいの新幹線で新潟入りしようと約束していたが、込んでるだろうな。

 自由席は、いっぱいかなぁ。

 気の小さいワタシは、指定席を予約したりすると、間に合うかどうか——そればっかりを一日中考えたりするので、行きだけは飛び込みで新幹線に乗るんですけど、並ぶのヤダな。

 帰りの新幹線は、三人掛けの真ん中に坐らされる運命にありますが、両脇が小錦でないことを、すでに祈りまくってます(笑)。

 なんて、日曜日の夜は、生意気にも栗ちゃんは、友人たちと月岡温泉に泊まるそうです。

 「儲けて、丹下サンも泊まりましょうよ

と、コナをかけてきたが、そんなときに限って馬券が当たった試しがないのが人生。

 そうだ。

 今年から、瀬波特別が瀬波温泉特別に。

 月岡特別は月岡温泉特別に替わったが、お金のないワタシのようなヤツほど、

  「温泉に泊まりてぇ〜〜

と、敏感に反応したりして(笑)。

  20060813-060812-1804.jpg 日本海・新潟の夕日

 

 

 月岡温泉行きは、クイーンSのブルーメンブラットの激走にかかっている。

 クイーンSの予想は、続きをクリックしてね。

 

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08.13.2006

「ぷちナショナリズム体験談の巻」

 オシムJAPANの緒戦

 「対トリニダードトバゴ戦」

を観に国立競技場に行ってきた。

 日本代表の試合は混んでいるし、騒がしいからテレビ観戦がもっぱらだったが、せっかくチケットをいただいたのだし、台風一過で気持ちよさそうだから、ビール片手に。

 選手紹介のアナウンス。

 おお、あの声はもしかして……。

 グリーンチャンネル「明日のレース分析」で土曜日のキャスターを担当する関野浩之さんの声に相違ない。

 関野さんは、代表戦のみならず、フジテレビ「すぽると」のナレーターとしても、お馴染みだ。

 いつもは競馬の仕事だけでお世話になっている人が、まったく別の分野で活躍されている姿(声だけだが)を見ると、何となく誇らしく思うのである。

 次に、歌手の小柳ゆきさんによる、国歌独唱。

 彼女のことは詳しく知らないが、女性にしてはたいへん豊富な声量があるようで、しっかりとした「君が代」を聞けた。

 先日、亀田興毅の世界タイトルマッチで独唱した元T−BOLANのボーカル・森友嵐士さんとは大違い。

 しっかり喉を作っている人は、たとえばマイクがなくても腹に響いてくるものだ。

 もっとも森友さんは、人前で歌うのが11年ぶりというから、使った側にも問題あるが。

 「……苔の生ぅすぅまぁあぁで〜」

と歌い終わるや否や、ゴール裏からドンドンドンと太鼓が打ち鳴らされ、

 「ニッポン、ニッポン」

の大合唱が始まった。

 なるほど、これが香山リカさん命名の

 「ぷちナショナリズム

の現場というものなのか。

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08.12.2006

グリーン・ウオッチング  Vol 3

 新馬戦は「上がり」

 競馬の予想においても、馬券術としても、簡潔でいて、けっこう的中頻度の高い方法に、

 「上がり3Fの数字の優劣」があります。

 例えば、リサイトアチャームの新馬戦。

 【ハロンラップ】

 12秒7−10秒7−11秒3−12秒1—12秒1−11秒9−12秒

 3F・34秒4−4F・46秒8

 5F・58秒9−6F・1分10秒8

 全体のタイムは、不良馬場で1分23秒5。

 良馬場なら1分22秒前半。

 新潟開催の千四百の新馬としては、全体時計としても、現時点で1〜2番目くらいの価値はある。

 ゆうに1秒以上の馬場差を考えると、4F46秒8−58秒9は、新馬戦としてはかなり速い流れで、

 【レースの上がりタイム】

 4F・48秒8−3F・36秒7

 当然上がりは時計がかかっているが、勝ち馬のディーズメンフィスの上がりは36秒2。

 二着のマイネシャリマーが36秒4。

 その二頭の上がりよりも速い、

 最速の“35秒6”

を記録したのが、3着に食い込んだアスクデピュティと、5着のリサイトアチャーム。

 もちろん、血統における芝・ダート適性。距離適性等々を考えなくてはなりませんが、スロー・ハイのどちらにしろ、上がりは上がり。

 「能力の発露」

として単純に考えるなら、次走の狙いは、アスクデピュティと、お世辞ではなくリサイトアチャームということになる。

 

 なんて、チャッターボックスの一族は、基本的に1200ベースの、ダートにも潰しの効く、胸前の発達したスピード馬が多い。

 しかも、仕上がりが早いし、兄姉もクズがいない。

 

 リサイトアチャームは、父がアグネスタキオンということもあって、マイルに対応できる中型サイズのように思います。

 

 ま、この一族は、腹回りの発達した、

 通称「鴨腹」とか「鴨胸」

と呼ばれる仔が多いが

 (山内厩舎や森厩舎は、そんな馬ばっかりですね)、

デビュー戦は、血統的な特徴以上に腹回りがタプタプ(笑)。

 

 しかも、前半は行きっぷりが悪く、内ラチよりに閉じこめられ加減。

 ゴール前に画面がパーンしたら、いきなり大外をひょこひょこ伸びていましたが(笑)、ということは、ロスや仕上がり度合いを考えれば、かなり上がり目もある。

 

 次は、馬券も積極的に買いましょう。

 でも、この上がり作戦は、調べ出すと疲れるしキリがないので、新馬戦か二戦目だけに止めておいた方がいいけど…。

   

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08.12.2006

「丹下さんの新馬解説『GⅠの登竜門』は注目です」

 ディープ渡航の日、知り合いの雑誌記者より

 「午後のニュースでディープがフランスへ飛ぶどころを、あちこちのテレビでやっていたよ」

と聞かされた。

 家に帰りニュースステーションをつけると、そこでも

 「ディープの渡航のシーン」

が打ち出されていた。

 今まで7冠馬シンボリルドルフや、エルコンドルパサーが海外遠征をするときも、恐らくこのようなことはなかったと思う。

 それが今回のテレビの報道。

 しかもスポーツニュース枠ではなく、一般ニュースの枠でやっているところもあった

 (ニュースステーションでもそうだった)。

 この前のハーツクライのエクウス騒動も予想外だったが、今回のディープの渡航シーンも予想外。

 しかもこちらは競馬ファン以外への効果もひじょうに大きい。

 昨日、オグリブームの頃に競馬を見ていた人間が、

 「競馬も海外遠征が大きく取り上げられるようになったんだ」

と驚いていた。

 オグリの頃は、地方の馬が中央で活躍というだけで大騒ぎになっていた。

 それが今、競馬は海外へ向いているのだから、日本の競馬も成長したわけだ。

 

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08.11.2006

「早くも暗雲」

 さあ札幌開幕です。

 このブログでも函館をすっとばして、札幌の話題を出してきましたが、やっとそのときを迎えましたよ。

 と盛り上がってきたところで……。

 来ない……。

 来ないんだよ、ミッキーダンディの調教が。

 先週の水曜日までは確かにやっていたのに、土日は無し。

 同僚のミスティツクベルフライングアップルはやっているのに。

 おいおい、故障でもしちゃったのかね? 

 

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08.10.2006

馬産地温暖化?

 小学校時代、全校生徒をあげて海水浴に行っていた砂浜が、何年かぶりに娘たちを連れて出かけてみると、コロコロとした丸い石が浜を埋め尽くしていました。

 オナゴ先生の、紺の水着と白い肌の思い出を探しにいったところが、栗岩太郎クンのジャガイモ顔に出合ったとでも言えばいいのか(笑)。

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 しかしナンだな。

 大潮のせいもあったんでしょうが、家の前にある船着場の水位も、昔より高くなったみたいで、地球の温暖化とか。

 山と海のアレコレの関係を、ふと考えたりした休暇でしたが、朝から高校野球ばっかり見ていると、なんだか競馬が遠くに感じて浦島太郎(笑)。

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08.09.2006

「疑惑流行の年か?の巻」

 なにも、丹下が渋谷エクウスでの

 「ハーツクライを応援しよう」

 のイベント前に、ビールを何杯飲んでいたかを疑っているのではない。

 また、その会場で「丹下!」と大向こうから声をかけた若者がサクラだったかどうかを疑っているのでもない。

 そんなことは、世界から見れば、蚊の涙にも及ばぬ小さなことなのである。

 このところ、WBC世界ライトフライ級タイトルマッチで勝った亀田興毅選手に、疑惑の判定との批判がかまびすしい。

 春に行われたWBC(ワールドベースボールクラシック)では、日本対米国戦でタッチアップの判定が二転する疑惑があった。

 言うまでもなく、サッカーW杯では、ジダンの頭突きのときイタリアのマテラッツィ選手が暴言を吐いたのかどうかという疑惑もあった。

 今、世界は「疑惑」が大流行である。

 わたしの予想では、この秋にも世界的な疑惑が発生し、年末の清水寺に於ける「今年の漢字」は、「疑」ということになるだろう。

 この世界の潮流に、わが競馬は乗っているのだろうか。

 

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08.06.2006