丹下の懺悔

新年度

4月1日から、長女は社会人、次女は新学年。
 
初日の仕事を終え、帰ってきていきなり、会社の現状や未来を語り始める、恐ろしき長女。

会社にしてみれば、キミらご・と・き・に、語られたくなんかないように思うが、さて(笑)。

週中、双葉社で“POGの王道”の、カット写真の撮影。表紙も、あらかた出来上がっていた。

終了後、飯田橋で、丹下デルオと待ち合わせ。居酒屋で“丹下の懺悔”のコメントとり。

二軒目は、デルオを引き連れ、目黒の“花家”へ突撃。

悪徳馬主に、強引にゴチソウになり(笑)、終電間際までドンチャカ。

ワタシの頭越しに、IT系の専門用語が飛び交う。

悪徳馬主は、外資系のベンチャー企業の起業家。デルオは、某有名ネット会社の、系列の子会社のシャチョーさんだったりするが、何を話しているのやら、プンチンプンカン。

英語みたいな言葉をしゃべるな。

大リーグ観戦(ダルビッシュ、惜しい!)、桜花賞や週末の予想と並行して、時間の許す限りPOG原稿。ワタクシのぶんは、終わりました。

あとは、立ち写真を流し込み、校正だけ(これが一番のやっかいだが)。

本も読まず、仕事しているせいか。ふと、別件の仕事のアイデアが浮かんだりして、心当たりに企画を申請してもようかなとも思う。

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04.05.2013

さよなら、ショコラ

子フグ1号、卒業旅行から帰還。

帰宅の翌日、この一週間、ずっと横になったままだった駄犬が逝った。

痛いんだろうな。苦しいんだろうな。

しかし、一言もうめき声をあげず、荒い息遣いで、じっと伏せたまま。

事切れる1時間前だったか。キャンキャンと鳴き声を一つ二つ。

この5~6年。足の怪我や病気で、ちゃんと散歩もさせてあげられず(世間の子供たちが、たぶんみんなそうであるように、娘たちも可愛がるのは最初だけだったかも)、いつも恨めしい目で見つめられていたような気がしていたが、朝、ポストに新聞を取りに行く前、トイレに行く前、「おい」と声をかけた駄犬は、もういない。

リードや犬小屋や、いつも座っていた毛布が、まだ転がったままだ。

14歳と少し。

世の中の誰でもが、そう思うように、小さくとも一戸建てを買ったのなら、そりゃあ犬だろ。

長女8歳、次女5歳。

「パパ。名前はコロかな。やっぱ、ショコラかな」。

小フグ1号は言ったが、ワタクシが8歳の時、近所で生まれた野良犬の仔を、仲間と育てようと画策した時。その犬につけた名前も、コロだった。

父娘二代にわたる、無知や馬鹿さ加減に、思わずのけぞってしまった覚えがある。

でも、まだ愚かなだけの娘たちと、幼犬が、「原っぱ」と名付けられた、草ばかりが生えているだけの公園の丘を、「パパ~」「ワンワン」と、わさわさと風を切ってワタシに走り寄ってくる風景は、本当に月並みだが、人生で一番の幸せだった。

子フグ1号に2号。キミたちが大きくなって、そして子供が生まれたら、また犬を飼うことがあるかもしれない。

その時、どういうお母さんになっているのだろうか。

さよなら、ショコラ…。

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03.19.2013

ぶらぶら

社台ファームのフェイスブックを御覧になった方は、御存じかもしれませんが、週初めから北海道に来ています。

木曜日に牧場巡りは終わりましたが、原稿が山積みで、夜はホテルで缶詰め(笑)。

忙しいか、思いっきり暇か(ネタがない)。そういう時は、ブログ更新が遅れてしまいますが、ごめんね。

ちなみに、牧場で、ダービー馬を30頭くらい見たような…。もう、おなかいっぱい?(笑)。

そのアレコレは、本年も無事発売予定の、黄色いPOG本で、よろしく。

3月9日・土曜日は、BS11出演(午後4時~)。

お題は、フィリーズレビュー。

丹下厩舎は、ラトーナを送り出します。

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03.08.2013

オレもソレ

 月、火は酒を控え、水曜日は新橋の“カエル”へ。

 30年近いつきあいの、月に一度のオジサンたちの定例会で、ドンチャカ。

 この季節のサラリーマンといえば、栄転だか左遷だか。移動の内示があったりして、2月は、サラリーマンのお祭りみたいなもんなのだが、中学校で生徒会の委員をして以来、役職や肩書にまったく縁がないオレ。

 一回くらい、カチョーになってみたかったな。楽しそうでいいね。

 ゆうにひと回りは違う、30代のヤング二人も交え、ビール、スコッチ、焼酎、日本酒。

 隣の人が酒を頼むと、「じゃあ、オレもソレをくださいな」。

 酒なら、なんでもいいんです(笑)。

 弥生賞に向け、コディーノ、エピファネイア、キズナ順調。アユサンは、来週は関西遠征。ラトーナは、フィリーズレビューを目指すそうですが(抽選だろうな)、栗東入りして、とりあえず二週連続してCWで6F追いができた。

 丹下厩舎は、日曜日に阪神でバンデ(母Logica)がデビュー予定。

 おそろしくズブそうな血統だけに、ちゃんとエンジンがかかってくれるかどうか。

 金曜日。週末の原稿を終え、これから双葉社の新年会へ。

 井崎ちぇんちぇえに会えるのが楽しみ。

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02.22.2013

ハンニバル気分

 今週は、GⅠのフェブラリーSだ。

 金曜日の午後、近くのコンビニで競馬新聞を購入したが、予想欄の◎印はバラバラ。

 本命の根拠というのは、日々の暮らしの中の日常の会話がそうであるように、誰でもが正解であり不正解でもある。

 その程度に、平たくしようとすれば平たくしまえるものだが、それでいいのだろうか。

 なんて、実はフェブラリーSというか。東京1600ダートの特性について、みんな知っているようで知らない。数字的根拠に、目を瞑っているのではないか?。

 かくいうワタクシも、芝ならラップ・時計理論を主張することができるけれど、東京1600ダート・フェブラリーSの根拠を、これまで数字で示せていなかったような気がする。

 ならば今一度、本気で今年はフェブラリーSに取り組む、いい機会なのではないか。

 というワケで、週半ばまで、今一度、過去十年のフェブラリーSのラップ形態、出走各馬の上がりラップの精査に勤む。

 結果、浮上はイジゲン。初の57キロというのがネックではあるけれど、ダートもやっぱり、能力はラスト3Fに、どのようなラップを内包しているか。

 推定11秒3前後の脚は、芝なら10秒6~8前後に匹敵するのではないかという結論が見えた(今年すぐ、馬券に結びつかなくても、理論の骨格はできた)。

 やっかいなのは、言われているように、ここが初ダートという、カレンブラックヒルのようなタイプ(リーチザクラウンとか。過去、何度も苦い水を飲んだこともあったよなぁ)。

 父は、もしかしたらダートもオニだったかもしれないダイワメジャーだから(スカーレットインクの一族は、分流にヴァーミリアンを輩出)。

 東京1600ダートは、スタートして100m近くは芝。だから泥をかぶらず先行できる。フットワークは乱れない――そういう見方も、もちろん正解だろうが、「あの馬は強い」「大したことない」という、個人々の感覚や論評と同じかもしれない。

 まあ、ぶっちゃけ、ケツがでかくて、脚の骨の太い馬でないと、ダートは走らんが(笑)、デカい、太いの違いも、見た目の個人の印象におもねるところが大きい。

 そんなんでいいのか?

 予想の根拠は、結局は、誰でもがわかる記録や数字ではないか。それを説明するには、どうすればいいか(もちろん、血統的根拠は非常に大事だが)。

 芝からダートへの転出組の、数字としての理論づけが、少しはできたような気がしたが、その顛末は、土曜夜更新の“今日の丹券”でも、読んでみてください。

 週半ばまで、仕事を終えた後は、“ハンニバル”を再読。

 指が6本あれば、予想が当たるのかな?

 レクター博士をまねて、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」を、ハープシコード・モードで聞いている、スノッブなオレ(笑)。

 “羊たちの沈黙”の映画のクラリス役は、ジョディ・フォスターだったが、“ハンニバル”は見ていない。

 あの映画のクラリスは、誰が演じていたんだろう…。

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02.15.2013

雪道はそろりそろり

 銀座でインタビューの仕事があり、雪予報とにらめっこしながら、9時に自宅を出発。

 指定場所は、博品館近くの画廊。

 銀座で待ち合わせというだけで舞い上がってしまう田舎者の上、画廊と聞いて、さらにビクビク。

慎重を期して、予定より30分以上も前に着いたのだが、前を通りかかると、当のインタビュー相手の人の顔がチラリ。

あいやぁ。

普段なら、とても話なんかできない人だけに、もしかしたら分刻みのスケジュールで、ワタシの前に一つ、本職の仕事がらみの打ち合わせ中なのではないか。

あわてて通り過ぎ、時間潰しのために、雪の銀座をうろうろ。

まあ、仕事は、なんとかなったけれど(笑)。

2月初旬。クラシックはこれからが本番だが、今年も双葉社から、“POGの王道”を発売予定されます。

改めて本を手にし、毎年のように反省ばかりが先にたつが、ちなみに今年の“丹下の30頭”は、現在27勝。

その推奨馬の目標は、ダービーが終わった時点で、最低でも30勝が、丹下の懺悔?

去年は確か、合計32勝くらいだったと思うが、このぶんだと40勝近く行くかもしれないね(新記録かも)。

「でも、ダービーもオークスも勝てなかったじゃないか」と突っ込まれると、すみませんと謝るしかないが(笑)、皆様のご要望に答えられるよう、編集部ともども精進するつもりです。

コディーノ、エピファネイア、トレセン帰厩後初時計。

まさか、雪で転んだりはしないだろうが(笑)、思っているより、この時期の明け3歳には、いろんなことがある。無事、帰って来てくれて、本当によかった。

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02.06.2013

雪の音たててサクサク

15日の火曜日は、栗岩太郎、丹下萌えと、代々木の“瞠”で、新年会。

年末に、その日を指定していたことを、前日までコロリと忘れていたが(笑)、雪中をサクサク突破。

せっかくの雪なので、来る北海道への牧場取材用に買った、新しい靴と防寒具の具合を試してみたが、四つんで這いつくばる、萌えとクリキントンを横目に、しっかりと立てた。高いシューズではないが、なかなかのグリップ力ですね。

牧場のみなさん。今年もよろしく。

なんて、新年会で、ウィスキーと焼酎のボトルを一本。

なんだか、20代の学生時代の飲み会のような、実のない話ばかりしていたように思うが、いつもそうか(笑)。

今週から三場開催。21日の月曜日が続行競馬のため、少し時間に追われ気味だったが、金曜日2時過ぎ。ほぼ今週の原稿も終了。

19日は、悪徳馬主と、浦和の小久保調教師の、南関東リーディングトレーナーの(勝ち星は新記録だよ)、祝勝会へ。

21日は、午後3:00~4:00に、BS11の競馬中継出演予定。

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01.18.2013

であるか

 当・丹下倶楽部に連載中の、美浦村通信の筆者が所属する、相沢厩舎1勝。ふふ。カッチーも1勝。まずはめでたき、新年の開幕週だ。

 長女、卒論を書きあげるため、年末年始は図書館通い。

 卒論って、大変なの?

 大学除籍につき、卒論のために、なぜ目を三角に尖らかしているのか、さっぱりわからんが、愚妻によると、書き上げたことで、大学生活に、何か実があったような。自己満足を得る人も多いらしい。

 100万円くらいくれれば、代筆してやるのに。

 大学1年生の次女もテスト。

 昔から、机に座って勉強しているところを見たことがなかったが、大学生になっても相変わらず、ホットカーペットの上に腹ばいになり、中高時代と同じ感じで、コピー用紙をまき散らしている。

 まあ、そういうワケで、比較的静かな年明け。

 年末年始は、中上健二を読みかえしてみようと思っていたのだが、新宿の紀伊国屋に行って探しても、文庫本は、ほとんどおいていない(絶版になっているのかな?)。

 さて。30年前読んだ本は、みんな単行本だったのか。

 その記憶も定かではないが、かわりに津本陽の“下天は夢か”を再読。

 気分は織田信長。

 愚妻が何か問いかけてきたら、最近は、
「であるか」と、答えるようにしている。

 あと、みなさんにお聞きしたいのですが。

 年末、新幹線で山口に帰った際。車中でノートPCを広げ、1時間弱、パチパチと原稿を打っていた。
 隣の席とか。前後の人たちは、パシパシ打ち込む音が、気にならないものなのか?

 急ぎの入稿だったので、途中、そう思いながらも、びくびくしながら、なんとか原稿を書き終えたが、
「ふざけんな」と、思う人がいるのなら、であるか。

 今度から考えます。

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01.09.2013

東京大賞典

 29日は、大井の東京大賞典があります。

 ヤクルトのマスコット・つばくろうクンのおまけで、1時半からトークショーがあります。

「たんげのかんがえ」を、述べるつもりでいますが、内容は以下の通り。
 

【東京大賞典】

 東京大賞典の基軸となるJCダートは、伏兵ニホンピロアワーズの快勝。後続を0秒6とチギる1分48秒8。時計的・レベル的にも文句なしの決着だった。
 しかし、2着に敗れたワンダーアキュートにとっては、よもや、あの馬にとの思いも、大きかったに違いない。
 なんて、先手を奪ったエスポワールシチーの逃げは、前半1000mが59秒8。GⅠレースという「格」――エスポワールのキャリアからすれば、ラップ的には対処できない流れではない。
 なのに鞍上の武豊の手綱さばきは、妙に余裕がなく(手前が代わらず)、見ようによっては空回りにさえ映る。
 ふとトランセンドに視線をやれば、マイペースの逃げどころか。2番手に上がることさえやっと。手綱をしごき続け、ペースを計るどころではない。
 好位に控えるホッコータルマエ、ニホンピロアワーズは、意外や離れたこの位置でも、楽に追走できているとの感触もあったろうし(前述した通り、GⅠとすればスローよりの平均ペース)、中団前目の馬群のワンダーアキュートも、当面のライバルである、後続のローマンレジェンドとの位置関係を考えれば、こうなれば目標は先行勢。
 しかも前を行くニホンピロアワーズという馬は、馬なりで手ごたえがあるように見えても、何故か最後は詰めが甘くなる。そんなシーンを何度も見てきただけに、これはもう「もらった」。あとは追い出しのタイミングを計るだけ。
 しかし、追っても追っても、ニホンピロアワーズの背中が詰まらない。ワンダーアキュートの和田クンにすれば、まさか。こんなに強い馬だったのかというのが、正直なところだろう。
 ただ、自力で2着はしっかりと確保。二走前のJBCクラシックは、トランセンド、シビルウォー、ソリタリーキングが出たり入ったりの乱ペースに恵まれたことも確かとはいえ、展開の利云々を加味しても、凄まじいまでの5馬身独走。
 ちなみに、JBCクラシックの2分12秒5は、過去川崎でおこなわれた4度のJBCで最速(あのヴァーミリアンより速い)。時計の裏付けも十分だ。
 ひも解けば、先行有利の昨年のJCダートを猛然と2着に追い上げ、あのスマートファルコンを東京大賞典でハナ差に追い詰めた実力馬。馬体重の増減は激しく、時にポカもある馬だが、今季はまだ三戦目。昨年の同時期も、みやこS4着→JCダート2着→東京大賞典がハナ差の2着。冬場は、イレ込みによる消耗も少ないぶん、安定感がある。前走後、追い切りは3本。調教過程も順調だ。

 ローマンレジェンドは、デムーロが押し上げ押し上げ。どうもリズムに乗りきれない。
 ダート連勝記録がついに途絶えてしまったが、道中半ばは12秒台で推移。どこか1Fだけでも13秒台にピッチが緩めば、脚がたまるか、ポジションを上げるか。乗りなれた岩田だったら、動かし方、仕掛けのタイミングも違ったかもしれない。
 今春の灘Sは1分48秒5のタイレコード。新設の中京とはいえ、ジュライSもレコード(後続に1秒の大差)。エルムSは、マイラー色の濃いエスポワールシチーに分のある小回り札幌の1700ダート。良馬場で1分42秒2という時計は、実質のコースレコードといっていい。記録面においても、GⅠの頂点をうかがえる準備はできている。

 単穴はハタノヴァンクール。古馬混合の秋二戦は、行き脚がつき、さあこれからというところでバッタリ。JDDのしぶい末脚を思えば、いかにもモノ足りない内容だが、変に大仕掛けなレースをしない、当該大井の2000mを知り尽くした内田博に手替わり。走法や時計対応を見ると、砂のキメの細かい、パワーを要する大井のダートも向いているように思う。

 エスポワールシチーは、手前が代わらず云々はあるにしても、10着大敗はいただけない。トランセンドも、3秒差の16着。しかも、ここが引退レースとなるフリオーソが、見せ場だけでも作らねばと、ハナを主張する雁行状態になれば、逃げ先行勢は総崩れの可能性が高い(強いて先行勢の前残りがあるとすれば、やはりエスポワールだろうが)。

 連穴はナムラタイタン。2000mは基本的に長いが、変に色気を持たず、末脚勝負の連下争いに徹しきれるぶん、3連単もしくは3連複のヒモに妙味。

 ◎ワンダーアキュート
 ○ローマンレジェンド
 ▲ハタノヴァンクール
 ☆ナムラタイタン
 △エスポワールシチー

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12.29.2012