2024〜25年の指名馬30頭を振り返る「丹下のザンゲ」(11〜20位編)
P太郎 昨年丹下師匠が推奨した30頭の成績を振り返る、毎年恒例「丹下のザンゲ」。今回は11位から20位を見ていきます。
丹下 よろしくお願いします。

P太郎 11位はパーティハーンでした。Wootton Bassett産駒の秘密兵器のような馬でしたが…。
丹下 ちょうどセレクトセールの頃、Wootton Bassett産駒が欧州で――フランスを中心に大旋風を巻き起こしていたんだよね。セレクトでこの馬を見た時に、小さい山のような感じで580kgぐらいになるんじゃないかと思っていたら、ありゃまぁ。500kgぐらいで止まってしまった。それでも新馬戦は楽勝だと思っていたら、思わぬチョイ差しを喰らって2着。2戦目は勝ってくれたんだけど、伸びもせず、バテもせず(笑)。今年の2歳もWootton Bassettの持ち込みはいますし、これから数年続くと思いますが、欧州のリーディング種牡馬と日本への適応性の差というのを、改めて考えさせられますね。
P太郎 Wootton Bassett産駒はクラブでの募集もあります。日本への対応力がカギを握るということですね。
丹下 母系もひとつのポイントになると思います。
P太郎 12位はパレスルーマーの仔、キングノジョー。毎日杯は8着でした。
丹下 ジャンタルマンタルを出した種牡馬パレスマリスの弟。デビュー戦を勝った時は「もらった!」と思いましたよ。しかし、調教師が「気が強い」と言っていたり、ルメール騎手が「スピードがあります」と言っているのを見て、「ん? クラシックディスタンス向きじゃないのかな?」とふと思いましたが、悪い予感ほどよく当たる(笑)。京成杯も毎日杯も折り合いを欠いちゃって…。きっとすごくデリケートな仔なんだろうね。パレスマリスの血統はいずれ日本の競馬にも数多く出てくるだろうけど、もしかしたらマイラーがメインになるのかもしれない。
P太郎 兄には天皇賞・春を勝ったジャスティンパレスもいますから、長い距離も対応できると思ったのですが…。
丹下 あんなにかかっちゃうとはねぇ…。
P太郎 13位と14位はドゥラメンテ産駒、パイオニアスクエア、コールミーともに未出走です。
丹下 「今年のテーマはドゥラメンテ大感謝祭だ!」なんて言っていましたが、パイオニアスクエアは2歳時の骨折が残念でしたね。コールミーは情報が全然なくて…。セレクトセールの高馬を大振りすると、空振りする傾向があるかも。
P太郎 コールバックは今年の2歳もエピファネイア産駒がいるようです。
丹下 某大馬主の方がお持ちとの情報もあるとか、ないとか。ドラフトまでしっかり情報収集をして、馬選びをしたいですね。
P太郎 ここからはロードカナロア産駒が続きます。15位はフィールドノートでした。ここまで1戦1勝です。
丹下 クラブ募集時に370kgぐらい。小さかった馬なので、秋デビューは難しいんじゃないかと言われていました。それが2歳の4月ごろに470kgぐらいになって、間に合うんじゃないかと思っていた。その後、小さな故障みたいなのもあったようで、年明けにいきなり経験馬相手に勝利しました。「見る目が間違ってなかった」と思ったら、やっぱりその後に故障したようで…。カナロア産駒で今年一番いいと思っていた馬だけに残念ですね。
P太郎 16位と17位はともに未勝利です。
丹下 マニーズオンシャーロットの仔も残念な結果になりましたね。17位のセットスクエアの仔はちょっと無理してリストに入れた感もありました。
今年も似たようなパターンで、何頭かカナロア産駒を入れようと考えてはいます。安打メーカーですし、上位とは言わないまでも、ドラフトでも下位で取れそうな馬もいるので。
P太郎 18位はスティレセイル。ボンドガールの下ですが、ここまで未勝利です。
丹下 コーステッドの仔でキズナ産駒。この馬は右回りがいいとか、左回りがいいとか、そういうのが無さそうだと思っていたんだけどなあ。予想外でしたね。この血統は今年の2歳もいますので、コーステッドでお世話になった方は改めて注目してみてください。
P太郎 詳細は今年の「丹下の30頭」をご覧ください(笑)。
丹下 なんて、そもそもキズナ産駒でこの順位というのは失礼だったかもしれない。今年の2歳世代はキズナ産駒は1位や2位とは言わないまでも、それなりに上位に入れておきたいかも。産駒は超堅実だし、雨が降ればステイゴールド産駒以上に勝ちますので。
P太郎 19位もキズナ産駒、ショウナンザナドゥ。フィリーズレビューを勝ちました。
丹下 やっぱりこの順位は失礼だよね(笑)。順位を上げようと思えばもう少し上げられたんだけどなあ。フィリーズレビューの前までは腰が小さかったんだけど、重賞を勝てて良かったです。みなさん、今年の2歳はキズナをもっと大事にしましょう!
P太郎 20位はブリックスアンドモルタル産駒になります。テルアスワッド、2月に初勝利を挙げました。
丹下 馬体のラインを見て、クラシックの王道を歩むと思ったんですが、全くのジリ脚で初勝利がダート1900m戦だったときは驚きましたね。1勝してくれたのは嬉しかったけど、スピードがなかったことに少し切なさもありましたね。
(「21〜30位編」に続く)
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