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2022〜23年の指名馬30頭を振り返る「丹下のザンゲ」(1〜10位編)

P太郎 昨年丹下師匠が推奨した30頭の成績を振り返る、毎年恒例「丹下のザンゲ」。今年も3回に分けて掲載します。

丹下 よろしくお願いします。

P太郎 今年は桜花賞1週前の収録ですが、これまでに19勝を挙げています。ちなみに昨年は皐月賞終了時で20勝でした。獲得ポイントは今年の方がすでに多いですね。

丹下 勝ち数は去年と似ているけど、内容は今年の方が上ってことなのかな。去年、この30頭を選んだ時のテーマが「健康」でした。現時点で85走。ダービーが終わる頃には100走ぐらい。1頭平均3〜4走。う〜ん、そこは少し反省ポイントかもしれない(苦笑)。

P太郎 19勝ですが、全体の半分の15頭が勝ち上がっています。各馬がバランス良く勝ち上がった印象です。

丹下 未出走馬は3頭か。その点ではテーマ通りだったのかもしれないね。

P太郎 そんな中で1頭、怪物もいますからね。

丹下 ちなみにワタクシ、現在3カ所でPOGをやっておりますが、うち2カ所はぶっちぎりでトップでございます。サリオスの年以来かな。

P太郎 中にはNHKマイルカップやオークス、ダービーに向かう馬もいますので、さらにポイントを加算しそうですね。
では1頭ずつ見ていきましょう。

P太郎 1位はチャンスザローゼスでした。ここまで3戦2勝。

丹下 いい線行ってたよね。藤田晋オーナーが2021年に初めてのセレクトセールで購入した馬の1頭。1歳セールで買った現3歳と、当歳セールで買った現2歳のラインナップを見て「成功する!」と確信。この馬、新馬戦は負けてしまったけど、その後は2連勝。アイビーSを勝った時は心躍りました。

P太郎 丹下師匠は昨年、エピファネイア産駒を上位で多数指名しましたが、その代表格でもあったと思います。エピファ産駒について、改めて一言いただければ。

丹下 今年も来年も産駒はずっと注目すべき。ただ、選び方が難しいかもしれない。この2〜3年はラインナップもより強烈になるので、今年の経験を踏まえジックリ考えていきしょう。

P太郎 2位はドナウパールでした。1勝はしましたが…。

丹下 クラブ募集時の写真がものすごく良かったんだよね。近親のジェラルディーナもそうだけど、成長時に波がある血統というのを承知で指名しましたが、フラワーCは道悪馬場に泣きましたね。いずれはジェラルディーナのように走ってくる馬だと思っています。

P太郎 ドナブリーニの血統も頭数が増えてきて、だんだん特徴がつかめてきた印象もあります。

丹下 この血統はあまりにも才能がありすぎて、逆に仕上げが難しい。特にジェンティルドンナの仔は、これまで出会ったことのないような、まるで「未知との遭遇」(笑)。今年の2歳馬はどうなんだろう…。

P太郎 その辺については来年の30頭にもぜひ注目していただければと思います。3位はプレドミナル。勝てそうで勝てない競馬が続いています。

丹下 クラブ馬は牝馬だとドナウパール、牡馬だとこの馬だと思ったんだけどなあ。「もしかしたら腰が甘いのかな?」という気もしていました。

P太郎 4位はキタサンブラック産駒、グランヴィノスでした。こちらも1勝。

丹下 新馬戦を勝った時は「ダービーはもらった!」と思いましたよぉ~。指名した時も清原か、松井か、中田翔かと思ったんだけどなぁ。弥生賞を取り消した時は青ざめました。中長距離馬って友道調教師をもってしても、仕上げが難しいんでしょう。

P太郎 5位はエゾダイモンでした。1位に続いて藤田オーナーの馬です。

丹下 セレクトセールで見た時は良かったんだけど、新馬戦の時に思ったより細く見えた。6月デビューはちょっと早かったんじゃないかな。2戦目の時は良くなっていたけど、やっぱり成長を促す期間が必要だったんじゃないかな。

P太郎 6位はピヌスアモリスでした。勝ちきれない競馬が続いています。

丹下 フォエヴァーダーリングの仔は毎年指名しているので、ついつられてピックアップしてしまいましたが、今年はどうしようか悩むところです。

P太郎 7位はデニムアンドルビーの仔、デューデットでした。

丹下 かなり期待していたんだけどなあ。早来の牝馬ではエース級の厩舎にいて、評判も高かったんですよ。でも、もしかしたらちょっと小さいのかなと思って、POG本の写真を見て、なんか嫌な予感(苦笑)。体力がなかった。やっぱ体重は大事!

P太郎 8位のフェイトはここまで1勝。

丹下 リアルスティールは注目種牡馬ということで、セレクトセールでもかなり早い上場番号で出てきたんだよね。育成も早い組だったし、ワタクシも食いついて某POGで1位指名してしまいました。まあ、他の馬がポイントを稼いでくれましたが(苦笑)。

P太郎 9位にその「稼いだ」馬が登場です。ここにいましたリバティアイランド。阪神ジュベナイルフィリーズを勝ちGⅠタイトルを手にしました(収録後、桜花賞も勝利)。

丹下 いやあ、9位でスミマセン。ヤンキーローズの1番仔のロムネヤはかなり小さかった。新馬戦は勝ったけど、その後なかなか勝てなかった。3番仔のロードカナロア産駒(ダノンモンブラン)がセレクトセールで3億円ぐらいしたのを見て「やっぱりヤンキーローズの仔はいいな」と再認識。2番仔のリバティアイランドの募集カタログなど見直しチェックしました。ロムネヤのこともあってか、POGでも人気落ちしていて、3位で指名できたところもありました。

P太郎 ちらっと一つ下の弟についても触れていますが。

丹下 走るのかな。走りそうだよね。今年の30頭にいるかどうかチェックしてください(笑)。

P太郎 トップ10のラストはダノンタッチダウンでした。朝日杯2着です。

丹下 ドルチェモアをPOGで指名していたから、朝日杯はどちらが勝っても良かったんだよね(笑)。酔っ払いながら見てて、馬連2万円ほど取りましたよ。そのお金ももうどこに行ったかわからないけど(笑)。NHKマイルCでドルチェモアと再戦したら、今度は勝てるかもしれない。

P太郎 1位から10位まで振り返りました。

丹下 リバティアイランドがいてくれて良かった(笑)。桜花賞とオークスを勝ってくれたら、合計何勝したとか関係なく万々歳でしょ。そうなるよう祈っています。

11〜20位に続く

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