ダービーの主役は?
青葉賞を快勝した、アドマイヤメインと初めて出会ったのは、20003年夏の、セレクトセールの時でしたか。
水曜日から始まる グリーンチャンネル のロケに先駆け、月曜日から北海道入りして、 “しましまんず”の池山クン と二人で、セリを見学していたんですが、そのセリの一番のお気に入りは、後のフサイチリシャールとアドマイヤメイン。
そしてパルジファル(母エリザベスローズ)でしたが、セリの翌日、ノーザンFの坂路調教で、近藤オーナー夫妻とバッタリと遭遇。
昨日のセリのプロモーションの03年が、より近しいものに感じるようになったんですが(縁は大切に)、2歳になっての産地馬体検査。
筋肉隆々でありながら、首差しや皮膚感に光沢のある、大振りで手先の柔らかい馬に育ってくれて、感慨というか確信というか。
あのセリで感じたことが、間違いじゃなかったんだなぁと、一人シミジミしたのを思い出します(吉田勝己サンがご機嫌のときの、
「丹下クン。いいだろう、この馬」
口上も出たことだし)。
ただ、お母さんに似て首が高く、脚質転換を図ろうとして馬込みに入れると、脚を突っ張るし、不器用な馬で加速がスムーズに行かない。
凡走が続く中、
「丹下のウソツキ」
呼ばわりされることもありましたが(笑)、クラシックのギリギリのところで、未勝利を圧勝した「逃げ」に戻し、これで三連勝。
千㍍通過が60秒4.二千㍍通過が2分1秒5.絵に描いたようなミドルペースを、ラスト3F目からもう一度11秒台で連続加速。
2分25秒4の好タイムで堂々の4馬身完封。
おいちゃんは、涙がチョチョ切れるほど嬉しい。
なんて、青葉賞は、「大人の競馬学」(ミディアム出版・月間誌)で、目黒孝治サンとの馬券実証論の取材もあって、パドックの最前列でメインを眺めましたが、おお。ワタシのいる場所の向こうの、電光掲示板を歩いているだけでも、「ドスンドスン。パカパカ」と、踏み込む音が耳に届いてくる。
こりゃ、モノが違うワ。
それなのに、単勝は2倍もつけるの?
ディープインパクトの1・1倍の天皇賞の単勝より、こっちの方が堅いじゃないかと思ったほどでしたが、やっぱ武クンは、本番のダービーは、アドマイヤムーンよりメインを選択するのかな?
そのメインの、最大にして、最後の強敵アエローザが今週の京都新聞杯に登場。
山吹賞のときにも書きましたが、あの地を這うような、滑らかなフットワークは、ディープインパクトにウリ二つ。
マルカシェンク相手に、どんな競馬を見せるのか。
価値あるラップと時計で勝ち抜けたら、
ハイ。ダービーの◎を用意しておきます。
ちなみに、天皇賞のディープ君。
時計もレース内容もケチのつけようがありませんでしたが、それより驚いたのは、汗一つかかず、カンカン場に戻ったら、もう息が入っていた。
430㌔の小柄な身体のどこに、そんなスタミナと性能が隠れているんでしょうかね。
ホント、不思議で、それでいて日本競馬史上最強。大したもんだ。
おっと、NHKマイルは、フサイチリシャール。
前走の皐月賞のパドックで、なんだかマイルの馬に体の造りが移行したように感じたが(だから皐月は残り1Fで止まった?)、災い転じて福と成す。
NHKマイルで、思う存分、ビヨンビヨンと走りぬいてくれ。
丹下厩舎のもう一頭。ステキシンスケクンも、うっし。一発かましたれや!
日曜の夜は、府中駅前の「きなせや」で、赤坂の蕎麦屋の名店「砂場」の若夫婦に栗岩太郎クンたちとドンチャカ。
若旦那とジュリーを熱唱。
アグネス・チャンの「白い靴下はもう似合わない」は、精進の余地ありか?
ヨメも練習しろよ。
クリちゃん。もう高田渡を歌わなくていいから。新曲を開発せよ。あ、Hクン。オカマみたいにマイクを握るのはよせよな(笑)。
相変わらず二日酔いの月曜日ですが、なんか気分のいい月曜日です……