ディープインパクトのラストラン。

　有馬記念に向けて、武豊がいつくしむように、栗東のＣＷで最終追い切りを済ませた。

　開門直後のＤＷで、馬場の八分どころを回って、６Ｆからの単走。

　79秒０—38秒６—12秒４

　ゴール前、目一杯に叩きだして、この時計が出ましたが、思い残すことのない調教ができたんじゃないかな。

　あとは、本番を待つのみ。

　なんて、有馬ウィークは、土曜日の阪神ではラジオＮＩＫＫＥＩ。

　有馬当日の中山で、ホープフルＳがありますが、フサイチホウオーもヴィクトリーも、クルサードもアサクサキングスも、ヒカルオオゾラもダイレクトキャッチも、ビタリと能力を発揮できる造りに仕上がったようですが、ガチンコの勝負が見られそうですね。

　そうそう。

　ディープといえば、弟のニュービギニング。

　デビュー前は、たびたび併せ馬で遅れたりしていましたが、最近は稽古でも終いまでシッカリと動くようになってきた。

　新馬戦の時計も上がりのラップも、首をヒネる感じだったけど、血統に能力が追いついてきたのか？？？？

　ちなみに、社台グループの“Ｔｈｏｒｏｕｇｈｂｒｅｄ”の12月号に、１歳馬の最近の写真が掲載されていたが、ディープの妹は、この兄弟の中では一番ディープに似ている。

　そう。見た目は「鹿」みたいなんだけど（笑）、どう評価したらいいんでしょうね。

　気になるといえば、南Ｄでアドマイヤワールドとキングオブチャドが併せ馬をしたが、外のキングの方が脚色優勢。むむむ。

　ジャンバルジャンが、今週初めに美浦トレセンに入厩した模様。山元で13−13が出ていた。

　１月の初っぱなに即使えるそうです。

　栗東では、密かにマークしてきたネネグースが、もう一本追えばデビューできるところにきた。 　

　というワケで、有馬や２歳馬のアレコレは、調教主任の藤原クンに語ってもらうとしますか。

　



　いよいよ今年の中央競馬もラスト。
　やってきました第51回有馬記念。
　まずは有馬記念登録馬の追い切りから見てみましょう。

　“栗東・坂路コース”

　●トーセンシャナオー　（森厩舎）
　　　51.7  38.2  25.4  12.9

　●スウィフトカレント　（森厩舎）
　　　53.8  38.6  25.1  12.7

　“栗東・Ｃウッドコース”

 ●ポップロック　（角居厩舎）
　　ペリエ　71.7  55.7  40.6  12.4  ７分　馬なり
　　３頭併せ　中　デルタブルース（古馬ＯＰ）馬なりを０．２秒追走　クビ差遅れ

　●デルタブルース　（角居厩舎）
　　岩田　71.9  55.9  40.9  12.4  ８分　馬なり
　　３頭併せ　内　ポップロック（古馬ＯＰ）馬なりに０．２秒先行　クビ差先着

　◎アドマイヤフジ　（橋田厩舎）
　　武幸　80.8  65.4  51.2  37.4  11.8　６分　一杯

　“栗東・Ｄウッドコース”

　●ディープインパクト　（池江郎厩舎）
　　武豊　79.0  64.2  51.0  38.6  12.4  ８分　一杯

　●ドリームパスポート　（松田博厩舎）
　　高田　84.2  68.5  54.4  40.6  12.6  ９分　一杯

　●メイショウサムソン　（瀬戸口厩舎）
　　石橋守　81.8  66.4  52.8  39.1  12.2  ９分　一杯

　◎スイープトウショウ　（鶴留厩舎）
　　助手　66.2  51.6  38.8  12.6  ９分　強目に
　　内　スリジェ（２歳未勝利）馬なりを３秒追走　１．８秒先着
 

　“美浦・南Ｄコース”

　●ウインジェネラーレ（国枝厩舎）
　　蛯名　65.4　51.5  38.5  12.3　７分　強目に
　　外　グレートバルサー（古馬1000万）一杯を１秒追走　２馬身先着

　“美浦・北Ｃコース”

　●コスモバルク　（田部厩舎）
　　助手　53.1　37.9  13.1  ４分　馬なり
　　12月18日　南Ｗコース
　　助手　65.4  50.5  37.4  12.5  ２分　強目に

　“美浦・南Ｗコース”

　●トウショウナイト　（保田厩舎）
　　武士沢　66.3　51.1  37.1  12.3　３分　Ｇ前強目

　●ダイワメジャー　（上原厩舎）
　助手　66.0　51.0  37.5  12.6　１分　馬なり

　それではここからは、ラジオＮＩＫＫＥＩ賞など２歳戦登録馬を中心に見ていきましょう。

　“栗東・坂路コース”

　●ケンメイオウ　樅の木賞（森厩舎）
　　　53.7　39.7  25.9  13.1　

　●フサイチホウオー　NIKKEI賞（松田国厩舎）
　　　53.2　38.4  25.3  12.7　

　●エーシンエーケー　樅の木賞（野元厩舎）
　　　(計不)　(計不)  26.4  13.5　

　●フォルスストレート　樅の木賞（中竹厩舎）
　　　54.4　39.5  25.6  12.6　

　●アステリオン　☆注目新馬（松田国厩舎）
　　　53.6　39.9  27.0  13.8　

　●マルマツキセキ　樅の木賞（坂口則厩舎）
　　　53.4　39.6  26.7  13.9　

　●ブラックオリーブ　NIKKEI賞（松田国厩舎）
　　　53.7  39.3  26.2  13.2

　●ローズプレステージ　NIKKEI賞（橋口厩舎）
　　　53.9  39.9  26.6  13.5

　●ニシノプライド　ホープフルS（宮本厩舎）
　    53.2  39.4  26.3  13.3  

　●メイショウエグル　樅の木賞（池添厩舎）
　　　54.1  39.5  26.4  13.7 

　◎グッドラックアワー　NIKKEI賞（清水出厩舎）
　　　51.9  38.1  25.6  13.3

　“栗東・Cウッドコース”

　●クルサード　NIKKEI賞（角居厩舎）
　　助手　72.1  56.1  41.2  12.4  ９分　一杯
　　３頭併せ　中　デルタブルース（古馬ＯＰ）馬なりに０．３秒先行　アタマ差遅れ

　●ヒカルオオゾラ　NIKKEI賞（池江寿厩舎）
　　藤岡　70.9  55.1  40.1  12.2  ６分　馬なり
　　３頭併せ　外　ダイヤモンドヘッド（古馬ＯＰ）強目を０．９秒追走　１1/2馬身先着

　“栗東・Ｄウッドコース”

　●アサクサキングス　NIKKEI賞（大久保龍厩舎）
　　助手　87.0  70.7  55.6  41.4  12.5  ８分　強目に
　外　ゼンノジュウシン（古馬1000万）一杯を２．３秒追走　クビ差先着

　●ヴィクトリー　NIKKEI賞（音無厩舎）
　　武豊　80.4  64.7  52.4  39.8  13.3  ７分　一杯

　◎ニュービギニング　NIKKEI賞（池江郎厩舎）
　　武豊　83.8  68.0  53.8  39.9  12.2  ６分　直線一杯
　内　ブルーリッチ（２歳新馬）強目を０．７秒追走　０．５秒先着

　●アドマイヤプルート　クリスマスＲ賞（中尾秀厩舎）
　助手　87.5  69.0  54.7  40.7  12.6  ８分　強目に

　●マイネルソリスト　NIKKEI賞（飯田雄厩舎）
助手　83.9  67.0  53.1  39.7  12.5  ８分　強目に

　“美浦・坂路コース”

　●ダノンムロー　クリスマスR賞（加藤征厩舎）
　　助手　53.8  38.3  25.0  12.3  強目

　●クインズプレイヤー　クリスマスR賞（本郷厩舎）
　　助手　53.4  39.5  26.9  14.3  楽走

　●アポロサーカス　樅の木賞（柴崎厩舎）
　　助手　52.0  37.9  25.2  13.0  一杯に

　◎ダノンギムレット　☆注目新馬（小島太厩舎）
　　吉永　51.9  37.9  25.6  13.2  強目に

　●エアシャムス　☆注目新馬（伊藤正厩舎）
　　助手　54.2  39.9  26.7  13.7  一杯に

　“美浦・北Ｃコース”

　●ダイレクトキャッチ　ホープフルＳ（上原厩舎）
　　助手　70.0  54.5  40.4  12.5  ８分　一杯
　　内　ミココロ（古馬500万）馬なりに０．７秒先行　１馬身先着

　“美浦・南芝コース”

　●シャイニンワールド　☆注目新馬（藤沢厩舎）
　　塚田　69.4  53.9  40.2  13.3  ８分　馬なり
　　３頭併せ　外　レフィナーダ（古馬1000万）馬なりを０．４秒追走併入

　“美浦・南ウッドコース”

　●ダノンデインヒル　NIKKEI賞（藤沢厩舎）
　　横山典　69.5  53.5  39.1  12.5  ８分　馬なり
　　３頭併せ　内　シンボリウエスト（古馬1600万）馬なりに１秒先行併入

　●サープラスシンガー　クリスマスＲ賞（宗像厩舎）
　　木幡　66.0  51.1  37.7  13.0  ３分　強目に
　　内　ウインレガート（古馬1600万）強目を０．４秒追走　３馬身先着

　●アドマイヤホクト　クリスマスＲ賞（古賀史厩舎）
　　助手　68.0  52.4  37.7  12.2  ３分　馬なり

　●ダノンヴィッター　☆注目新馬（萩原厩舎）
　　横山典　68.5  53.2  39.4  12.8  ４分　馬なり
　　３頭併せ　外　ルビーレジェンド（古馬1000万）馬なりを０．７秒追走　1/2馬身遅れ

　

　【業務連絡】

　本年最後の丹下厩舎の出走馬は、どうやらクリスマスローズＳの、サープラスシンガー一頭みたいですね（レゴラスも出るけど、関係ないか）。
　ちょっと寂しいが、なんとかアドマイヤホクトを、アタアタアタ！と撃破してもらいたいもんです。