「丹下師匠に救いの手を」
月曜日。
この日は、今年初めて「青本」の打ち合わせが行なわれる。
今までは部外者のような感じだった私も、初めて参加する。
その前に腹ごしらえと、新宿の立ち食いソバ屋に入る。
そこで、ふと壁を見ると、競馬のカレンダーが。
しかも、これがJRAのものではなく、ホースニュース馬社のもの。
これはレアだなあ。
後で、丹下師匠に会ったときに教えてあげよう。
きっと喜ぶだろう。
……結局、この話をする機会はなかった。
打ち合わせ場所に着くなり、告げられたこと。
「ホースニュースが休刊になった」
前から、そんな噂があった。
しかし、ついにそのときが来てしまったか。
気がつけば、私も最近「馬」を買っていなかったが、昔は愛読者の一人だった。
丹下師匠を始め、井崎さん、津田さん、辻さん、少し前には穴党専科のアベコーさんなど、非常にタレントが多かった。
さらに昔には、競馬の神様・故大川慶次郎さんや、関西競馬中継の解説で御馴染みの大坪元雄さんもホースニュースの予想家だった。
そういえば馬社は馬主として、ダービー馬オペックホースも持っていたっけ。
60年以上の歴史を持ち、多くの功労者を輩出してきた競馬新聞が無くなるのは、長く競馬と付き合ってきた者として、やはり寂しい。
他を見れば、新聞だけでなく、雑誌も苦しいようだ。
競馬王はサイズが小さくなったし、競馬フォーラムに至ってはいつの間にか無くなっていた。
10年以上前からあった雑誌もこの現状。
今やどの世界もそうなのだが、競馬もやはり厳しいのか。
とりあえず師匠は打ち合わせ中は元気だったが、このブログをみる限り、う〜ん……。
師匠、大丈夫ですよ。
きっとスパークキャンドルが……、いや間違えた、サイレントフォースが、元気付けてくれますよ。
明るく行きましょう、って行かないよなあ。
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