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「開会式は演出だ、の巻」

 バンクーバー五輪の開会式を観た。

 オリンピックに限らないが、サッカーの「ワールドカップ」でも、アメリカンフットボールの「スーパーボウル」でも、本当の試合よりも、開会式のイベントが好きなのです。マニアというほどでもないが……。

 今回のそれは、ちょっと退屈な印象だった。まぁ、「並」という感じ。

 近年で素晴らしいと思ったのは、1992年のアルベールビル(フランス)冬季五輪の開幕式だと思っている。たしか、夜空の下で行われ、空中ブランコなどサーカスっぽいものや、モビールを使った幾何学的な演出がほどこされ、幻想的な雰囲気だった。

 1984年のロサンゼルス夏季五輪も、印象に残っている。宇宙飛行士がロケットマンとなって飛んでくるオープニング、何より、何百台はあったと思われるグランドピアノによるガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」の演奏は、さすがと思わせた。

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 日本の長野五輪は、ダメ。劇団四季の浅利慶太さんの演出で期待したが、世界と比べると負けだった。特に、聖火を点灯するときの伊藤みどりの卑弥呼の扮装にはズッコケタ覚えがある。

 オリンピックではないが、北朝鮮のマスゲームとか軍事行進は、好き嫌いは別にして、かなり訓練されており、観客を圧倒する演出だ。なかなかやるな、と思っている。

 こういうのは、さすがにショービジネスの国・アメリカがうまいね。あの国は、上の方は悪いヤツばかりだが、下の方は世界に冠たるタレントがある。

 では、ここで、2003年「スーパーボウル」の国家斉唱をお聞き下さい。いろいろ観た中で、ボク的には五指に入るもの。女性カントリーグループの「ディクシー・チックス」です。老軍人の敬礼シーンに、ちょっと涙が出てきた記憶があります。

  http://www.youtube.com/watch?v=jOHKoPH-aK0

 こういう開会式ばかりを集めたDVDって売ってないのかな。

 日本は最近、和田アキ子などの国家独唱があるが、国立競技場など大きな会場では今ひとつ。

 「君が代」は大勢の観客を圧倒するような曲ではない。逆に言えば、屋内という閉鎖的な会場では似合うはず。たとえば、大相撲の国技館や、ボクシングの後楽園ホール。シーンと静まり返った場所で、神々しく奏でれば感動的なものができるのでは。

 日本ダービーや有馬記念でも、派手な開会式を演出してもらいたいが、そのときは、やはり世界で通用する外国人演出家に任せてみたらどうだろうか。

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