ワナ
土曜日は、久しぶりの府中。競馬場は、ワタシの宝物です。
駄犬のマーカーのごとく、土曜夜は近しい人と府中駅前をウロウロ。
日曜日はスタジオでの観戦。
皐月賞は20年。ダービーは、腹が痛いとか。二日酔いだとか。
なんだかんだ理由を付け、会社に出勤せず(笑)、シンボリルドルフ以来、現場の空気を吸ってきたが、思えば、それがキャリアになるんですね。
キャンディーズのスーちゃんのアレコレと、思いをだぶらせながら週があけた。
スプリングSの1分46秒4という記録の意味を知ってはいたが、左回りの東京2000mというイメージを描き切れず、どうしてもオルフェーヴルに本命を打ちきれない。
もちろん、サダムパテックは、普通に◎でいい。
ふと、専門紙の予想を見ると、そのほとんどがサダムパテック本命。オルフェーヴルは、△の1番目くらいで、ほぼ的中。
専門紙から毎日新聞へと移籍したとはいえ、本紙担当としては、身もだえする日曜夜と月曜日の朝だった。
しかし、本命か対抗か。最後にナカヤマナイトを選んだのは、関東馬よ奮起せよ——そんな思いに駆り立てられたこともあったが、情緒という、ワナにハマった?
まだまだオレも甘い。
先週、吉沢譲治さんから、“血のジレンマ”(NHK出版)を、送っていただいた。
折しも、SS系はステイゴールドにフジキセキ。二頭の種馬の可能性について、力感のある文章に唸ったばかりだったが、オルフェーヴルはステイの仔(母の父はメジロマックィーン)。サダムパテックはフジキセキ産駒。
いろいろと考えさせられることが多かったが、翌日の25日のブリーズアップセールで最高価格の2835万円で落札されたのは、フジキセキ×レディビーナスだった。
そういえば、3月の牧場取材で見たフジキセキ産駒にも、すんごいのが一頭いたなぁ…。
なんて、もう2歳馬の原稿は、打ち止めかなと思っていたら、急遽400字×10枚の追加原稿あり。
♪あの人は(編集者は)、あ〜くま♪ うう。腹が痛い。