丹下倶楽部

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「AB型は、ガテン型の馬が好きの巻」

 丹下に代わって、御礼したい。

読者から初めてのメールが届いた。新高校一年生・猪鼻靖之クンである。あなたが、第1号だ。ありがとう。珍しい苗字である。43年間生きてきたわたしにとって、2人目。初めて会った「猪鼻」姓は、西荻窪の骨董屋さんだった。

 ……と、読者の話題を枕にしたのには理由がある。前々回の丹下は、「血液型」に触れていた。そこで、ブログの管理者から提案があったのである。

「読者からのメールには、血液型と好きな馬を、かならず書いてもらいましょう。サンプルが多く集まれば、興味深い分類ができるかもしれません」

 そんな分類をして何になるのだ、とも思われそうだが、実は意義がある。不況にあるといわれている生産界がこの結果を見て、配合を考え直すかもしれないのだ。

日本人は、A型=40%、B型=20%、O型=30%、AB型=10%(全て[約])で構成されている。であれば、A型とO型の好む馬をたくさん作れば、全国民の70%が競馬ファンになる下地ができる。国民の趣向に合わせた馬作りというわけだ。その馬が強ければ、それに越したことはなく、弱くてもA型とO型のファンが支持し続ける。この営みが、明日の競馬界を隆盛させるのである。

 

 そこで、まずは、言い出しっぺのわたしである。天に誓って、AB型であります。

20060323-06-03-23_12-59.jpg「Aと書かれていても、私の血はAB型です」

 

 一般に「A型は公務員に多く、B型は芸能人に多く、O型はスポーツ選手に多い」そうだ。ならば、AB型が多い職業は何か。パッとは思いつかないのが、AB型の特長か。

 大学時代、バイト先での昼食時、そんな話題になり、お互いの血液型を尋ねたところ、なんと、8割がAB型だったのである(20人弱はいた)。そのバイト先は、京都の西大路通りと五条通りの交差点近くにあった「日本通運」。要は、引越しや会社の移転作業であり、つまり、肉体労働。当時、同志社大学の田辺移転や、雄琴のソープランド嬢の引越しを手がけた記憶がある。

 ともかく、バイト仲間は皆、戸惑ってしまった。大学に通っていることの意味を考え込んでしまったわけだ。しかし、事実としてわれわれは、数あるバイトの中からガテン型を選んだ。夢見た職業は頭にあっても、本能は、肉体労働を選択させたのだ。

 いま、わたしは執筆業に就いているが、だからこそ、ガテン型の競走馬に思いを寄せる傾向にある。馬券に関係なく、400キロ足らずのセントルイスガールを応援したくなるし、先日亡くなったハートランドヒリュのような[走る労働者]が気になるし、以前はミスタートウジンとか、12連闘したラガービッグワンを敬っていた。

 そういうわけで、カーカーカー。カラスが鳴くから帰ろう。

 ぜひ、ご協力を。

 

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