「W杯終わって? ディープに専念」
残念ながら今朝の試合で日本のW杯は終わってしまいました。
まあ、ある程度予想していたとはいえ、ここまでブラジルにこてんぱんにされるとは。
一生懸命ブラジルに勝てると、強引な論法で引っ張っていたマスコミは、商売のためとはいえ恥ずかしいでしょう。
日本の敗戦により、列島全てがシラケ気味になっておりますが、ここで唯一お祭りが続くのが、ディープの宝塚を控える競馬ファン。
あまりに採り上げられていないので、世間的には知られぬうちにディープの壮行試合が行われそうでしたが、これで新聞紙上にディープの名が躍ることも増えるかと思います。
競馬ファンだけは、日本の負けのショックが少ないから幸せですね。
そのディープですが、我々競馬マスコミの間では、宝塚より先の凱旋門に話はとんでいます(こういうときこそまけたりするんだけど)。
とまあ、競馬サークル内は盛り上がっているんですが、これが世間一般にどこまで浸透するのか。
ドバイでハーツクライが勝った事も、競馬内では盛り上がりましたが、世間はハーツクライなんて馬は知りません。
結局、一般のマスコミに頼らざるを得ないんですよね。
だから「日本がブラジルに勝てる」的なものも、時には必要になるんですよ。
ここがマスコミの難しいところです。
幸い、NHKが凱旋門賞を放映する噂(あくまで噂)もあるので、実現してくれたらありがたいですが、本当はフジテレビ系列が放映して、F1や格闘技のように番宣をしてくれれば、少しずつ競馬も浸透していくと思うのですが。
なにせW杯だって盛り上がるようになってのはここ10年くらい。
それまでほとんどの人が目もくれなかったのは、マスコミでW杯の扱いが小さかったからです。
某スポーツ紙で、ある記者が「W杯を取材したい」と編集長に話したら、「そんなもん」的な感じで却下されたという時代もあったW杯です。
それがここまで来たのは、日本サッカーのレベル向上もありますが、マスコミのサッカーに対する認識の変化もあるはずです。
競馬もそれに近づけるよう、まずはJRAが巨大な広告費を武器に働きかけてくれると、いいのではないでしょうか。
いつまでもだらだら中居くんを使うよりは、「ディープインパクト」「ハーツクライ」の馬名をバンバンだし、「日本代表」みたいに演出してくれると、一般の方にも分かりやすいと思うのですが。
今のCMは、競馬というより、中居くんのPRに見えるのは私だけでしょうか?