苦しますツリー
雨は夜更けすぎに、晴れへと変わり、朝日杯の中山は、ポッカポカである。
マズいよ、マズい。
本命は、馬場が渋るからこそと、オースミダイドウに◎を打ったが、メインレースを迎えるころは、完全な良馬場。
ん?ん?
返し馬で、ペリエさんが、引っ掛けられ気味に、向こう流しに入っていく。
重馬場なら、ハネた泥や芝を被ることで折り合いもつくだろうし、よしんばハナを切っても、後続はついてこれないと思っていたが、ひょっとしてメイショウボーラーのように、暴走したりして。
ドキがムネムネ(笑)。
嫌な予感というのは、何故か当たるもんで、いりゃりゃ。
ホントに一気に行っちゃったよ。
でも、千㍍通過は58秒9の平均ペース。
そんなに激しい流れではない。
ただ、ローレルゲレイロが、雁行状態でプレッシャーをかけてくるし、引退を宣言した男・本田は、残り少ないレースに闘志をこめて、直線入り口ではオースミの機先を制し、グイと先頭に躍り出る。
坂下でもう一度、懸命にペリエさんも差し返そうとするが、脚色はローレル有利。
その外から、シャカシャカシャカと、ドリームジャーニーがシンガリ一気。
うひゃあ、芙蓉Sに続いて、朝日杯でも上がりは34秒0。
ホントに切れるヤツだが、良馬場になったので、とりあえず単勝は握り占めているが、肝心の馬単は、2着はオースミかマイネルシーガルじゃなきゃアカンのよ!
そのシーガル君は、やはり外傷の影響か。
馬体が太めで、今回は前肢と後肢の足運びが、妙にアンバランス。
坂上でいっぱい(マイネルレーニアも、重めで馬体に切れがなかった)。
ゴールドアグリは、レース後アンカツが、
「返し馬のときから、右回りはギコちない」
と、目黒サンがレポートしていた。
うーん。
ゴールドアグリの馬主さんチームも、天を仰いでいることでしょうね…。
なんて、競馬終了後は、西船橋の居酒屋で“競馬王”の座談会。
その前に、ちょっくら師走の中山競馬場名物のクリスマスツリーの前で、編集者の“ケシ端”サンと記念写真をパチリ
ケシ端サンといえば、競馬ブックの、かなざわいっせいサンのコラムに、時々登場していた、馬券が当たらなくて有名な、「予想家ごろし」の異名をとる名物編集者ですが、そうか。朝日杯が微妙にハズれたのは、彼女のせいだったのか(笑)。
なんて、大阪スポーツの吉田記者とサンスポの高雄記者。ライターの横手サンと、
「POG再ドラフト」
という企画で、焼酎をグビグビやりながら、各々十頭の指名馬のドラフト会議を行ったが、
1位 ヴィクトリー
2位 ダノンジュンコウ
3位 アサクサキングス
4位 ヒカルオオゾラ
5位 ドリームジャーニー
:
:
8位 アステリオン
9位 ダイレクトキャッチ
:
こんな感じで指名したような気がするが、真ん中は頭が真っ白ッス(笑)。
ちなみに、アドマイヤオーラは吉田サンがハズれ1位で強奪(フサイチホウオーに1位指名が三人)。
ウオッカも抽選で負けてしまった。
二次会は、サンデー毎日の松沢サンたちとドンチャカ。
二日酔いに泣きながら、週刊大衆の有馬記念原稿を入稿。
JRAのホームページの写真リストをアップして、さて今から“競馬最強の法則”の座談会へ出発。
あれ。
もう5時だ。
新宿の紀伊国屋前で6時に待ち合わせだが、遅刻かも(笑)。
うう。
明日も社台グループの会報にJRAさんのお仕事。
今週を乗り越えれば、ほぼ年内の仕事にメドが立つが、死にそうに仕事しなくちゃいけのかも。
景気づけに、中京2歳Sでアドマイヤオーラ。
未勝利はホリデイオンアイスとストロングラリーが勝ってくれれば、ちょっとは慰めになるんですけどね…。