夏の名残りの、逆巻く雲がたなびく高尾山へ、墓参りに行った。

　社台グループの番頭とも、吉田善哉サンの片腕とも言われた山本サンが亡くなって、早13年。

　井崎脩五郎も柏木集保も、山本サンが亡くなったときと同じ、59歳になる。

　月日はいろんな流れかたをするもんだが、高尾山の駅前の蕎麦屋で、毎年山賊の酒盛りみたいな墓参りツアーの御一行の行状は、いっこうに直らない（笑）。

　しかも、墓前に点す線香が見当たらず、

　「山本サンの好きだった、煙草ででも代用しとくか」だって

　いやあ〜。ナントカは、死ぬまで直らないよなぁ（笑）

   

　返す刀で、多磨霊園の吉田善哉サンの墓の前で、再び酒盛り。

　赤坂のショーパブ・“ＴＯＫＩＯ”の正ちゃんが、ご丁寧にも藪蚊よけのスプレーを持参していたが、

　「これ、去年の残りなのよ。毎年、この墓参りのために、家の神棚に飾ってとってあるの」と言っていたが、暢気者ばかりだなぁ…。

　脚を傷めているので（左足が２センチ短くなっている！）、吉川良サンや柏木サンたちとは多磨霊園で別れ、夜の部の赤坂のドンチャカには参加しなかったが、幹事の若ゲロ旦那と膨れっ面の若女将よ、ゴメンな。

　オジサン、妙に疲れて９時までグースカ寝ちゃったよ。

　さて、今週はオールカマー。

　先週やっとのことで、テレビで推奨したセントライト記念とズロースＳ（？）が当たったが、髭を剃って正解かも。

　相方の宮嶋千佳子サンや目黒サンの予想や馬券は、いったいどうだったんでしょうね。

　ハズれたら、どこの毛を剃ってもらおうか？（笑）

　なんて、オールカマー・神戸新聞杯の予想のアレコレは続きをクリックしてね。

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　【オールカマー】

　今年の札幌記念は、前半1000㍍が１分０秒７のスロー。

　その緩ペースに耐え切れず、向正面から折り合いを欠き、⑦着に沈んだマツリダゴッホだったが、鞍上の安藤勝はテン乗り。

　前への意識が強いゴッホのようなタイプは、例えばキンシャサノキセキのときとか。ガツンとハミを受ける口向きの硬い馬とは、ポカもあるんだよねぇ…。

　しかしながら、今春のＡＪＣＣは、タート後の１Ｆと最後の１Ｆを除き、11秒３〜12秒３のラップが続く、2000㍍通過が１分59秒８という質の高い別定のＧⅡ。
　
　そのタフな流れを、４コーナー手前で前を掴まえに行き、後続を５馬身と完封。相当密度は濃い。

　癖を知っている蛯名。58㌔がカギになるが、地力とコース実績を信頼だ。

　対抗にネヴァブションを置いたが、軽いとはいえ骨折明け。

　唸るような攻め馬を連続していた春先の感触にひと息。

　スプリングＳで好走歴にのある、順調タマモサポート。

　負けはしたが、積極果敢に攻めた、サンツェッペリンのダービーには感じ入るものがあった（熱発あけだったスプリングＳと違い、今回は休養明けでも動ける）。

　中山の急坂を34秒ソコソコの切れをもつ、ブレーヴハートが妙に臭い。

　　◎マツリダゴッホ

　　○ネヴァブション

　　▲タマモサポート

　　☆サンツェッペリン

　　△ブレーヴハート

　　　エリモハリアー

　　　ダークメッセージ
　　　

　　【神戸新聞杯】

　これまで多くの馬を見てきたが、実に緊張感のある、たっぷりと筋肉の張った逆正三角形を描くヴィクトリーのトモは、ちょっと感動的だ。

　しかし、知っての通りの激しい気性。春先は、満足に追い切りをかけることができず、プール調整で何とか筋肉を落とさないようにして馬を造ってきたが、今秋は、後ろから前から。馬を横に置いての併せ馬で、ビシビシと身体を造って来た。

　性格というのは、たぶん死ぬまで直らないものだが（笑）、身体が健康なら息持ちや粘りも違ってくる。本質は2000ｍの馬だが、2400ｍまでなら絶対能力で押せる。

　もちろん、フサイチホウオーは強敵。

　ただ、潜在能力や本格化したときは、常々ヴィクトリーのほうが上ではないかと、ずっと思ってきた。

　少し意地を張った予想かもしれないが（笑）、今回の本命は初心にかえってヴィクトリー。

　　◎ヴィクトリー

　　○フサイチホウオー

　　▲ドリームジャーニー

　　☆ホクトスルタン

　　△アドマイヤミリオン

　　　マンハッタンスカイ

　　　タスカータソルテ

　　　アサクサキングス

　【業務連絡】

　母プラウドウイングスは、加用厩舎に入りました。

　山田乗男が、「？？？」を連発していましたが、今年の加用厩舎は、目下29勝と絶好調。

　きっと、いいことあるよ。

　社台系の主要な牝馬は、先週・先々週に入った。今週あたり、牡馬の血統馬が入厩するような気がするが、さて…。

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