棚からボタ餅
秋華賞レース展望会
(10月13日(土)(第4回東京競馬第4日) ウインズ汐留)
山田乗男が、スパークキャンドルに関して、気のない原稿を掲載していたが、そう。わかっているから触れたくないんだよ(笑)。
例えば先週のピースキーパーみたいに、ラスト1Fは10秒9のラップで走っていたとか。
ダイワカンパニーも、11秒台は2Fしかなかったけど、最後は11秒を切るラップで走っていたに違いないとか。
それだけで、即クラシック級と断言できる材料があればいいと、ワタシだって思っているが、知らん顔するのも大人です。
なんて、デイリー杯に出走予定のキャプテントゥーレが、49秒台というベラボーな調教タイムをマークした。 元々攻め馬駈けするタイプなんですが、今回は終いの1Fもしっかり。
新馬戦は勝負どころで脚を突っ張って失速。
二戦目は、武豊の配慮で、だまくらかしての逃げ切り。
前走の野路菊Sも、伸びそうで伸びない。
生ずるいというか幼いというか。
お母ちゃんもそうだったが、この一族は、字面の血統のわりに、本格化に時間を要する。
森厩舎そのものも、変に焦ったりしないからなぁ…。
ただし、今回は初めて馬を攻め、馬を造ってきた。
体型や配合は本質的にはマイラー。
むしろ、マイルのほうがピリッとした脚を使えるんじゃないかな。
今春、社台Fを訪問したときのあの感触を、今回のデイリー杯までは大事に残しておきたいもんです。
乗男よ。
ウダウダ言わず、知らん顔して待っていれば、棚からボタ餅が転がり込んでくる。
何かいいことあるのが人生だよ(笑)。
というワケで、土曜日は汐留ウインズのイベントに、キャプテントゥーレ本命を掲げて突撃するつもりですが、大丈夫かオレ(笑)。
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【秋華賞】
今年のオークスは、2分25秒3のレースレコードで決着がついたが、対するウオッカのダービーは2分24秒5。
「もしウオッカとダイワスカーレットがオークスに出走していたら、ローブデコルテの3馬身以上先で、叩き合いを演じていたかもしれない」と記したことがあったが、オークスとダービーの0秒8の開きは、③着以下に3馬身余の差をつけた、桜花賞の力関係そのもの。
しかも上がり33秒0は、ダービー史上最速。
次位の33秒1をマークした、ドリームジャーニーの神戸新聞杯制覇の起因はダービー。
ウオッカの33秒0の持つ意味は、やはり大きい。
宝塚記念は、発表はやや重だが、馬場差2秒近いタフな芝。2000㍍通過が2分0秒という激流に巻き込まれ⑧着に終わったが、折り合いを欠きながらも直線半ばで一旦は見せ場は作った。牡馬をも超える、類稀なる資質を信頼だ。
ローズSの結果を見ると、ダイワスカーレットの強さは相変わらずだが、ただし今度は内回りとはいえ2000m。
他馬の目標になる上に、アンカツが策を弄しすぎると危ういシーンも。
前哨戦のローズで、ダイワの脚色を計ったベッラレイア。
春先とは体調一変。
武豊の、「無欲」に見せかけた外一気が決まる可能性もある。
◎ウオッカ
○ベッラレイア
▲ダイワスカーレット
☆ラブカーナ
△ローブデコルテ
レインダンス
【府中牝馬S】
牝馬の勢力図は、秋華賞のウオッカたちもそうだが、5歳から4歳へ。4歳よりは3歳と、桜花賞・オークスをはじめとして、諸々の記録を更新する形でバトンタッチされつつある。
古馬牝馬のその流れは、昨年のエリザベス女王杯による現4歳勢の上位入線。そして春先のヴィクトリアマイルの、アサヒライジング②着が、その象徴。
道悪や変に折り合いを欠いたりの、トラブルさえなければライジング上位。
◎アサヒライジング
○ヤマニンアラバスタ
▲デアリングハート
☆ディアデラノビア
△アドマイヤキッス
タイキマドレーヌ
ヤマニンベルメイユ