山の彼方の空遠く
う〜ん。サイレントフォースが、馬群に呑み込まれ沈没してしまった。
ゲートで、カチャカチャとしたが、脚でもブツけたのだろうか。
道中コスられたとか。それとも、右回りに問題があったのだろうか。
これで、皐月賞が霧の彼方にぶっ飛んでしまったが、ああ。倒れそう。
ついでに、メインのオーシャンSでも、サンアディユが、大出遅れ。
ゲートで潜り込んでいたのが見えたし、うむむ。慎重に一度、発馬機から出して、外枠発走なりを検討する手はなかったのか。
なんて、競馬の春は、山の彼方の空遠くに、幸いあると人がいうもんですが、日曜日の弥生賞や中京記念のアレコレは、続きをクリックしてね。
【弥生賞】
今年の牡馬クラシック戦線は、走破タイムもラップも、確たる数字の裏づけのあるレースというのは、ゴスホークケンの朝日杯FSの1分33秒5と、フサイチアソートの東スポ京杯・1分47秒4の二つくらいだろうか。
しかし、記録的な裏づけはあっても、ゴスホークはNHKマイルを目標に、早々にマイル路線を歩むことを表明。
フサイチアソートにしても、母系はともかく、父トワイニングというのが、正直どこか引っかかる。
ただ、アソートの初陣・1分36秒3は、「重馬場」というコンディションを考えれば(馬場差2秒弱)、1分34秒台に匹敵。
続く東スポ京杯の1分47秒4は、フサイチリシャールが保持する・1分46秒9のレコードに次ぐ歴代二位(第三位のキングヘイローが、大きく離れた1分48秒0)。
同レースを、最速の上がりで勝ったとあれば、1F延長の2000mも数字的には守備範囲。初の右回りと中山の急坂にまだ課題を残すが、記録面においては他馬を一歩リード。
なんて、鞍上の横山典クンは、「クラシックの王道を行く」と、前走後ソッコーで宣言。調教に参加することの多い、藤沢厩舎の好素材にも目をつぶって、皐月賞まではフサイチアソート一本に絞ってきた。
ちょっと浪花節的かもしれないが、その心意気やよし(笑)。
対抗には、1800〜2000mの中距離路線の王道を歩んできた、アインラクスを抜擢。若駒Sのタイムは確かに微妙だが、未勝利を脱出した際の、ニ走前の上がり3Fのラップは、1800mと2000mの違いこそあれ、ブラックシェルが勝った翌日の福寿草と、まったくの五分。
ダンスインザダーク×ディープインパクトの近親という血統背景も含め、中距離適性と将来性をニの筆頭とした。
ホープフルS・京成杯の時計は平凡だが、中山2000m〔2100〕のマイネルチャールズも、当然走破圏。
マイラーにしては、よくも悪くも「遊び」のある、キャプテントゥーレを惑星に警戒。
以下、乗り方に注文はつくが、ハマればブラックシェル。堅実なタケミカヅチ。まだ上がり目のあるダイシンプラン、ベンチャーナインと連下は手広く。
◎フサイチアソート
○アインラクス
▲マイネルチャールズ
☆キャプテントゥーレ
△ブラックシェル
タケミカヅチ
ダイシンプラン
ベンチャーナイン
【中京記念】
前走の白富士Sは、見かけの調教や馬体は一応合格点がつくものの、やはり1年2ヶ月もの長期休養明け。ガス欠を起こした感じで、0秒3差だけ詰め切れなかったトーホウアランだが、今度は中身もシャキッ。中日新聞杯で、インティライミに競り勝った覇気がよみがえってきた。
馬体さえパンとすれば、将来はGⅠでも足りる好素材。57㌔の斤量を気にするよりは、才能に拘ってみたい。
当面の敵は中京巧者ローゼンクロイツ。当コースでは、見違えるような戦績を残しているが、二度の大敗明けに加え、連対記録のない58㌔。今回に限っては対抗とした。
マイル〜中距離路線に方向転換して、新境地を切り開きつつあるハイアーゲーム。左回りなら大崩れはない。
中日新聞杯3・2着の、タスカータソルテ、ダイレクトキャッチ。シルクネクサスも僅差。
◎トーホウアラン
○ローゼンクロイツ
▲ハイアーゲーム
☆タスカータソルテ
△ダイレクトキャッチ
シルクネクサス
ニルヴァーナ
テイエムプリキュア
《業務連絡》
エンディングで、「浪花節だよ人生は」でも、ぶっぱなしますか(笑)。
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