10月 9日, 2010
雨の情景
京都の大原Sを、リルダヴァルが快勝した。
皐月賞が0秒4差の6着。NHKマイルが3着なら、準OP戦は楽勝して当たり前と言われるかもしれない。
しかし、勝って当然と言われる馬にも、いろんな思いはある。
同馬の名前を聞くと、サンデーRCの一口馬主である、ある老夫妻の姿が、ふと頭に浮かんでくる。
お年のころは、ウチの両親と同じか、それより上よりだろうか。
数年前から、東京競馬場のスタンドに、夫婦して、ちょこんと椅子に腰かけ、
「丹下さん、こんにちは」と、声をかけていただき、挨拶を交わすようになったが、持ち馬であるリルダヴァルが、府中にやって来ると、パドックの最前列で熱心に馬を見つめる姿を幾度も目にした。
なんか、いいよなぁ。
もし親父とお袋を競馬場に連れてくることができたなら、その傍についていてあげたい。
想像の中の両親と姿がだぶり、リルダヴァルの名を目にすると、いつしか老夫妻を目で探すようになったが、ひと夏を無事過ごしただろうか。
取得賞金のこともあるが、天皇賞でお会いできれば幸いです。
なんて、最終レースが終わると、雨脚が強くなった。
明日の毎日王冠は、まず重馬場だろうが、土曜日のレースを見ていると、馬場のど真ん中の力勝負。
さあ、いくぞ、ペルーサ。
しつこいようですが、お昼休みは、雨でも(たぶん)、鈴木淑子サン司会で、井崎シューゴロー、松沢一慶。そしてワタクシの4人で、トークショーがあります。
暇なら来てね。
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