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丹下倶楽部

丹下日出夫が監修するPOG(ペーパーオーナーゲーム)最強情報サイト

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丹下の懺悔

『それでも競馬はやってくる。』

 【丹下厩舎・調教主任】 by・藤原有貴

 暑中お見舞い申し上げます。

 連日、大変な日照りが続いていますが、みなさんは、元気にお過ごしでしょうか?

 気温が38度を越えようが、なにしようが、週末の競馬はやってくるわけであります。

 多少は、週末にかけて猛暑ぶりも収まるそうではありますが、

 それでは、良血、期待馬が今週もスタンバイ。

 一服の清涼剤となるかどうかはあれですが、

 軽快な新馬の動きを見ていくことにしましょう。

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08.16.2007

馬そのものは見えている

 お盆興行のハズなのに、先週の行き帰りの新幹線は、想像したよりは微妙に空いていた。

 とはいっても、東京駅のホームは、さすがに帰省客で溢れかえり、冷房もきかず腰をおろす場所もない東北・北陸系の新幹線ホームは(最前列にあるのだが、お年寄りや身障者にとっては、エレベーターも遠いことだし、エラく不便だろうな)、みんな汗みどろです。

 なんて、フグ女房が、前回のコラムを読み、物凄くフンガイしていたので、愚妻の話は割愛するとして(笑)、土曜の夜は、週刊大衆の編集者が、急遽車で新潟入り。

 「ふと旅打ちがしたくなって、お盆も仕事の彼女に走り書きを残して、東京からトンズラこいてきました」

と言っていたが、大衆での担当は、GⅠシリーズでのワタシのほかに、ギャンブルならドンと来いの、某超有名作家。

 「旅打ち」を身を持って実践しているところを見ると、やっぱI先生は(井崎シューゴローじゃないよ)偉大だ。

 なんて、土曜の夜は、馴染みの“いかだ寿司”で、テレビスタッフを交え、ちょっとだけドンチャカ。

 二軒目のバーに行ったら、

松山師が何度も来てくれたのよ」

と、ママが言っていた。

 もしかしたら、セレクトセールでのやりとりを覚えてくれていて、ワタシに気を遣って足を運んでくれた可能性が高い。

 先週までいろいろあって、不義理をする形になってしまいましたが、これからは毎週通うのでヨロピク。

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08.14.2007

あいやぁ〜。珍道中だよ。

 困った、困った。

 今週の土・日と、新潟遠征にフク女房がくっついてくるという。

 先週あたりから、さりげなく街に買い物に出たり、鼻歌を歌いながら旅行用品を揃えているシーンに出くわしたりしたが、見てみぬフリをして誤魔化していたんですけどね(笑)。

 どうやら本気みたいです。

 実は結婚して以来、貧乏だった若い頃。カミさんの親父のトラフグの奢りの温泉旅行とか(民宿が多かったな)。

 子どもたちとの田舎への帰省や、子フグどもがピヨピヨと幼かった時分に、市の保養施設を利用したりのソレとか。

 つまりは愚妻と二人で旅行に行った覚えがない。

 48歳前後の、同い年の競馬好きのみなさん。

 女房と一緒に夏の新潟に行って、普段ワタシがやっているように、競馬の前夜、派手にドンチャカやって様をそのまま見せる勇気のある人は手を上げてください(笑)。

 いざ日曜日は、馬券でエラく損しているとか。バレバレの状況をフク女房が目撃するかもしれない恐怖でオタオタしている、前夜のワタシです。

 なんて、愚妻の新潟同伴を、すばやく聞きつけた栗岩太郎とPRCのAサンは、なんと新潟の月岡温泉の接待を断り、急遽自力で小倉遠征に切り替えたらしい。

 オメーら。まだお中元が届いてないのは何故なんだよ?

 ちなみにフク女房は、日曜日にワタシと一緒に連れ立って、テレビ局のブースにドカドカ押し入り、宮嶋千佳子サン目黒貴子サンにも出合ったりするかもしれない。

 愚妻の話題は「ハンリュウ」しかなく、とりあえず宮ちゃんとは話が合うようですが、目黒サン。愚妻と出会ったら、つまんない話にも相槌をうってあげてね。

 というワケで、予想や馬券もカッコつけないとマズいので、いつも以上に気張ったりしましたが、クイーンS・北九州記念のアレコレは、続きをクリックしてね。

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08.11.2007

「やっぱ駄目だった」

 函館2歳Sのエイブルベガは、久々のローカル2歳重賞を狙えると楽しみにしていましたが、やはり悪い予感が当たってしまいましたな。

 頼むから雨だけはやめてと思っていたら、雨どころが台風が接近ですからね。

 案の定、スタートしてもスピードがつかず、追走が精一杯。

 直線では脚が余っていませんでした。

 まあ、またつくりなおせばいいんだろうけど、早熟性が強く、距離延長も微妙なイメージから、函館2歳Sは少ないチャンスだったのだが。

 まあ、ファルコンSでも狙いましょう。

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08.10.2007

『大物たちが本格始動』

 【丹下厩舎・調教主任】 by・藤原有貴

 去る8月5日。

 函館競馬場にメジロライアンが登場。

 20歳という年齢から、パドックでの軽いお披露目程度かと思いきや、

たて髪を短く刈り込む往年のライアンカットを施され堂々とパドックに登場すると、

本馬場では、元気よく飛び出して、パワフルなキャンターを披露。

 騎乗した往年の名コンビ、横山典弘騎手も、『凄い乗り味!』

と絶賛。

 名馬は、年を重ねても名馬であり、輝きを失わないものなんですね。

 なんてその前日、

 メインレースのみなみ北海道Sは、メジロライアンの息子メジロコルセアが人気薄ながら堂々と逃げ切りV。

 更に2着には、横山典弘騎手のゴーウィズウィンドが入って、馬連2万馬券の大波乱。

 ライアン登場をもっと意識していれば取れた?馬券と悔やむも悔やみ切れず。

 とはいえ、父兄が授業参観に来ると、毎回、緊張の余り、おしっこをちびりそうになっていた自分の過去を思えば、気付いていても取れなかったかなあとも思ったりするわけです。

 さあ、今週からは、札幌開催がスタート。

 それでは開催競馬場別に、調教の動きを見ていきましょう。

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08.09.2007

もう立秋でんがな

 関屋記念ウィークは、山口の田舎に帰省すると決めて、何年か経つが、今年は面倒な事も起こったりして、妙に暑苦しいミンミンゼミの声を聞きながら東京の自宅に在る。

 たまたま関屋記念は、カンパニー×シンボリグランで決まってくれて、ここ数週間、とりあえず日曜のメインレースだけは、予想も馬券も上手くいっている。

 先週、会社の机の上に、市川市のとあるファンから、北陸Sで大もうけした旨、お礼の手紙なんかも届いていたりして、当面の大きなレースでは人に感謝されてりすることもあるし、今週の北九州記念も、アストンマーチャンで、ほぼいける。

 でも、いつもの年なら、一年に一度だけ競馬を忘れて、日曜日は親父や友人と釣りに行っているんだよな(テレビで釣りバカ日記をみたら、ますます恋しくなったりして)。

 そんでもって、子フグ1号・2号と海で戯れたり、花火をしたりして、ほんの一瞬だけジンワリと親娘のアレコレにウットリとしているハズなんだけどなぁ…。

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08.07.2007

グリーンウオッチング Vol・24

 夏の慈雨

 盛夏の新潟にしては珍しく、今年は開催日前日に雨が降り、高速決着が定番の新潟にしては内が荒れ気味だ。

 関屋記念のカンパニーのように、豪快に大外を突き抜けてくるパターンもあったりして(まるで開催末期の新潟記念のようだった)、今年は競馬の風景が少し違うような気がしているが、おもしろいことに力を要する芝コンディションになると、勝ち馬・もしくは上位二頭の馬が、後続を3〜5馬身以上引き離す競馬が随所で見受けられる。

 ポンテペルレの5馬身差圧勝が典型的なのだが、ひと雨くると、「平坦・軽い」を頼みにしている馬たちはお手上げ。

 馬場が渋れば、地力の差がハッキリと前面に出てくるということなんでしょう。

 ただ、そこは新潟。

 多少馬場が渋っても、ポンテペルレの1分20秒7もカンパニーの1分31秒8も(1400m通過は1分19秒台だった)、時計はやっぱり速い。

 今週は、やや外よりの差しも決まっていたが、晴れが続けば芝も急速に回復する。

 例年、3回新潟になると、何故か再び内よりが有利だったり、更に時計が速くなったりするから、油断はできないが、ポンテ君の優雅な楽勝を思うと、次開催でもう一丁をノンキに考えてしまいますね。

 グリーンアラモードも、降格の500万なら普通に勝って当たり前。

 元々1000万でもトップレベルの持ち時計がある馬だし、事実ニ走前の1分10秒8(重馬場)は、同日の1000万と、わずか0秒4差だった。

 残念なのは、2歳未勝利のステラダルク

 直線入り口で早くも手綱が動き出したのには拍子抜けでしたが、単にダートが合わなかったか。週明けの競馬雑誌のジョッキーのコメントを読めば、たぶんそう書いてあるに違いない。

 ただ、7月初旬の美浦坂路は、チップが軽く好時計を連発する馬が続出したとはいえ、上がり1F・11秒9というのは、純然たる能力。

 予想を打つ際は、調教のその一点のみで正面突破できるし、みんなが忘れたり飽きたりする頃に、印や馬券として威力を発揮するもんなんですが、しつこくなければならない自分が、時々嫌いだったりして(笑)。

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08.06.2007

赤裸々記念?

 「なあ、丹下。新潟競馬場というか。競馬場で、身障者用の車椅子を借り受けることができるんだろうか?もしそうなら、今年も新潟に行けるんだけどなぁ…」

 不慮の事故で入院生活を余儀なくされた、近しい人が言っていたが、JRAサン。どうなんですかね。

 指定席には車椅子用のスペースもあるし、たぶん大丈夫なような気がするが、

 「でもね。その前に、JRはダメなんだよな。新幹線には車椅子のスペースもないし、身障者用の指定の割り振りもない。往復2万いくらの料金を払うのに、それはないよ」

と、こちらのほうに憤慨していたが、健康を損なって始めて、見えてくるものもあるかもしれない…。

 なんて、彼の近しい人。

 「新潟記念はニシノナースコールで決まりだな。入院してるとね。やっぱりというかナンとうか。看護士サンが天使に見えるんだよな。これも何かの縁だから、ナースコールをプッシュプッシュ」だって。

 いやあ〜。

 なんでもかんでもナースコールをピンポンの、アイツの入院生活の様が目に浮かんでくるようだなぁ(笑)。

 というワケで、関屋記念。

 予想のアレコレは、続きをクリックしてね。

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08.04.2007

「2歳Sだけは欲しいのだ」

 今年のPOG重賞第1弾である函館2歳Sが目前である。

 ドラフトを終え、最初の重賞までがホント長かった。

 いや、いつもなら関心がないレースだったのだが、今年は違う。

 というのも例年、私は早期デビューの馬をあまり取らないので、函館2歳Sへの出走馬はいないのだが、今年より思い切り方向転換。

 『青本』の柿谷さんのページを読み込んで、早期入厩馬をドシドシとったわけだ。

 その結果、2ヶ所のPOGで取ったエイブルベガが函館2歳Sに出走とあいなった。

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08.03.2007

『未勝利戦も、熱いんです!』

 【丹下厩舎・調教主任】 by・藤原有貴

 先週の2歳未勝利戦。

 新潟からは、ショウナンアルバ

 そして小倉からはオースミマーシャルキャプテントゥーレが勝ち名乗り。

 特に良かったのが、ショウナンアルバ

 新馬戦と同様に、持ったままの手応えで直線へ向くと、

 瞬発力の違いを見せ付けて2馬身半差突き抜けて楽勝。

 今後は札幌2歳へと向かうようですが、今後に期待膨らむ走りっぷりでした。

 父ウォーエンブレムの産駒は、クランエンブレムを筆頭に頭数は少ないものの、

 今年はこれまで中央平地競走に20回出走して、〔5,5,3、7〕という無類の安定感。

 因みに全てのレースで単勝を100円ずつ買っても、+2960円。

 また5勝中、4勝が芝のレース。

 また妙味は砂よりこちらにあって、

 芝のレースに限って、馬単1着固定の総流し馬券を買い続けると、なんと+15440円。

 今週の某G誌には、ウォーエンブレムをアメリカへ返すべきだ。なんてコラムもありましたが、日本の芝にも高い適性を示しつつあるわけですし、

 今後も良い産駒をたくさん出して欲しいものです。

 さあ、今週はいよいよ函館2歳S!

 さらに東西とも有力2歳馬がスタンバイ。

 それでは開催競馬場別に、調教の動きを見ていきましょう。

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08.02.2007

ゴールドアグリもどき

 新潟の日曜日の新馬戦にタケミカヅチが出走するというので、同馬を一口持っている、北海道の近しいが急遽新潟入り。

 前半1000mが63秒1の、超スローの上がり勝負はともかく、11秒7—10秒7—12秒0(3Fは34秒4)というレースラップを1秒4も上回る、33秒0で一気差し。

 うーん。去年の同じ頃にデビューした、ゴールドアグリにソックリだったなぁ(上がりは34秒4だったが)。

 まずは、番付の前頭10枚目あたりに入れておきますか。

 ちなみに、そのタケミカヅチ君。

 ゴールドアリュール産駒ということもあって、社台RHでも二次募集まで売れ残っていた馬ですが、3月に社台Fを訪問したとき、マネージャーの成田サンが、

 「地味だけど、かなり走るよ」

と言っていた(“青本”にもチラリと出ているよ)。  だからといって、POGで指名する人も、ごく稀でしょうが(笑)、とりあえず追分F出身のゴールドアリュールが、新潟2歳Sを狙えるだけの時計を示した。

 パワー型のゴールドアリュールだけに、ダートでもワンチャンスが期待できる。

 2歳Sのみの一発屋では終わらないかもしれないし、追分Fの面々もニコニコしていることだろう。  これで、社台の会報のネタが出来たな(笑)。

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07.31.2007

ピッチを上げていきますか

 ノンキに夏休み気分でいたら、ずいぶん仕事がたまってしまった。

 来週からネット競馬のメルマガの仕事も始まるし、原稿漬けの毎日を思うと、お尻の辺りがムズムズしている週末ですが、おっと知らない間に、函館のウッドで、マイネルアニベールが時計を出しているじゃありませんか(鞍傷だけだったしね)。

 ついでに次開催の札幌を睨み、シャンパンスコールがゲートから時計を出し始めた。

 ゲート試験のみで放牧に出される可能性もあるが、関東限定の丹下厩舎のPOG馬たちも、ボチボチ始動。

 いつものPOGより、稼動時期が早すぎるのが却って気掛かりだったりするが(笑)、日曜日の小倉でキャプテントゥーレ君が頑張ってくれると(けっこう強敵揃い)、一気に上昇モードに乗るような気がしているのだが…。

 今週も新潟行きはお休み。

 つい先日のセレクトセールで、

 「今年の夏も、“優”で、みんなで乾杯して美味しい酒が飲めるといいね」

と、松山調教師と語り合ったりしましたが、ママ生きてるよね?

 なんて、テレビで丹下の暑苦しい顔を見ずに済むと、ホッとしている方もいらしゃるでしょうが(笑)、予想面でも、そろそろピッチを挙げていきますか。

 北陸Sの予想のアレコレは、続きをクリックしてね。

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07.28.2007

『夏本番!怒濤の新馬戦6連発』

 【丹下厩舎・調教主任】 by・藤原有貴

 先週の日曜函館競馬。

 注目のスパークキャンドルがデビュー。

 結果はクビ差の2着でしたが、首を上手く使った、重心の低い流線型のフォーム。

 さらに勝ち馬に外から被せられても、怯まず、瞬時の反応を見せて追撃すると、最後は差し返さんとばかりに猛追した闘争心に能力を確信。

 まだこれが初陣。

 グイグイと上昇曲線を描く、エーピーインディ産駒でもありますし、先々を思えば、まだまだ楽しみは尽きません。

 さあ、今週も有力2歳馬がスタンバイ。

 それでは開催競馬場別に見ていきましょう。

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07.26.2007

ちょっとした人生の夏休み

 高校野球のためテレビ中継はお休み。

 ちょっとした人生の夏休みというか。先週は新潟にも行かず予想関連の原稿も書かず(スマン)、一日中テレビで競馬観戦。

 スカパーの、「ジャンバルジャンが観たい!」とガナりたてる、子フグたちとのチャンネル争いを制し、グリーンチャンネルに熱中していたのだが、ありゃりゃ、スパークキャンドルが2着惜敗(ダート馬か?)。

 山田乗男が、ミョーな原稿を書いていたので少し気になったが、外の馬がササっていて追い辛かったにしろ、あれれ?

 早速乗男から、つい先日入稿した雑誌の原稿の書き直しのデンワがきたり、パートナーからも、「弱いかもしれない」とのメールが送られてきたが、もう一回だけ様子を見ようね。

 もしダメだったら、カジノドライヴ君に期待すればいいさ。

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07.23.2007

グリーンウオッチング Vol・23

 一年一年風景が違う

 アグネスタキオン産駒の人気を知ってはいたが、先日セレクトセールでは、上場されさえすれば、すぐに買い手がつき、需要側の強固な意志の強さみたいなものが見え隠れしていた。

 人気があれば当然価格にハネかえる。

 3700万円余の平均価格を大きく上回る形で、相次いで落札されていたが、生産の柱でもある社台グループも、さてどの馬を上場させるのか。クラブや庭先取り引きもあるだろうから、振り分けには相当悩んだろう。

 タキオンが手に入らないと思えば、ネオユニヴァース。

 ファーストクロックは現1歳。

 競走馬として、まだ結果を出していないが、産駒の質や完成度が総じて高く、当たりハズれの少ない、コンパクトなマイラー体型の仔が、なるほど目に付く。

 これを追う形で、同世代のキングカメハメハが人気を集めていたが、個人的には、産駒によってバラつきもあるような印象を受けた。

 シンボリクリスエスは、なんだか半信半疑。

 クロフネやマンハッタンカフェは、少し飽きられたのかなぁとも思うが、その間隙をつく形で新種牡馬デュランダルが台頭。

 デュランダルを含め、一族自体は遅咲きに属するものの、上場された産駒は、父の馬体の造りが色濃い、トモの丸々としたバネのあるスプリンターよりの仔が多かった。

 日本の生産馬は、もはやマイル〜中距離ベースの芝の高速決着においては、タキオンを筆頭に、SS系主導で世界のトップレベルにあることは疑いはない。

 ただしスプリント戦線は混沌。

 確たる柱となる種牡馬が見当たらない(スプリンターズSを例にとればわかりやすいが、近年は香港やオセアニア勢の勢いが目立つ)。

 アグネスタキオンやネオやカメハメハで理想を追う一方、でデュランダル人気は、できるものなら2歳早期から結果を出して欲しい、馬主サイドの願望が強く反映されているのかもしれない。

 セリというのは常に人の思惑によって動くものだが、実績のわりに盲点となっている種牡馬もけっこういる。

 例えばフレンチデピュティにクロフネ。

 そしてフジキセキといった産駒たちは、ダート系のマイルに実績が集中し、方向性が確立されているためか、アドマイヤムーンの弟たちのような、よっぽどの馬を除けば、比較的リーズナブルで取り引きされていたように思う。

 まったく評判に挙がらなかったが、トワイニング産駒の中にも、距離適性さえ目をつぶれば、これはという馬がけっこういた。

 馬というのは一年で評価が上下する。

 ディープインパクトの仔が来年上場されれば、ガラリと様相も変わってくるに違いないし、となれば、その時々において、馬選びにも選択肢が広がってくるハズだ。

 なんて、セレクトセールでは、一日中飽きもせず、パドックを周回する馬たちを眺めていたが、値段云々はともかく、ワタシにとって、一年で一番密度の濃い一日だったような気がする。

 しかし、ノーザンF生産馬は、上場馬すべてが完売。

 なるほど、パドックでは、よく歩くし、食べ物が違うのか肌艶も抜けていい(ダーレーの馬の皮膚感や、大人びた仕草にも驚いた)。

 セリに対してどう馬を作っていくかという命題を、ハッキリと意識していることもあるんだろうが、生まれて3ヶ月の段階でここまで馴らし込んでいるとは…。

 うーん。

 改めて思うが、馬は一年一年、風景が違うんものなんだなぁ…。

  

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07.23.2007

「大丈夫か? スパークキャンドル」

 昨年、丹下師匠

「牝馬ながらダービーに出る」

と自信を持っていたアステリオン

 これに乗っかった訳ではないのだが、私もアステリオンに期待をかけてPOGは、参加全ての1位をアステリオンで臨んだ。

 結果は、じゃんけんが下手なせいで、1ヶ所でしか取れなかったが、これが私を救った。

 アステリオンはいまだ未勝利。

 丹下師匠が当たったのは、

「牝馬がダービーに出る」

ということだった。

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07.20.2007

『北の大地を揺るがす、大物登場』

 【丹下厩舎・調教主任】 by・藤原有貴

 先週の新馬戦。

 勝ち上がりを決めた日曜函館のナムラブレイブ、更に代替開催の月曜小倉からはコウユーココロコロは非常に際立っていた稽古内容がそのまま結果として反映されたわけですが、どちらもスッと先手を奪って、スパッと直線抜け出すセンスの良さ。

 これに土曜函館のベストオブミーを加えて、非常に今後が楽しみです。

 そして今週は、いよいよデビュー前から注目を集めたスパークキャンドルがスタンバイ。

 さらに新潟、函館では2歳オープン戦もスタート。

 ますます熱の上がる2歳戦。

 それでは今週も、出走予定の2歳馬の動きを見ていくことにしましょう。

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07.19.2007

一年で一番密度の濃い一日

 セレクトセールの一日一日は、ワタシにとって、一年でもっとも密度の濃い日のように思えるが、いやあ。馬を見るのは楽しい。

  とりあえず展示をシャカシャカ回って、これという馬がいれば、パドックで待ちかまえて歩様を探る。

 斜め前に岡田繁幸サン他、チーム・ラフィアン。

 その傍に藤沢サン中村均ちゃん

 フジTVの福原アナと、ベチャベチャと喋ったり、でもって、横には橋口サン瀬戸口サン

 臼田オーナが、椅子をもってスリスリされた時はビックラこいたが(笑)、豪華なメンバーに囲まれ(見ている場所が一緒というだけの話だが)、静かに明日のダービー馬を眺めている時間は、何者にも代え難いよなぁ…。

  なんて、初日のイアリングセールのアドマイヤムーンの半弟(父フレンチデピュティ)の、化け物のようなトモの発達はどうだ。

 ふとカネヒキリを思い出したが、あの馬よりトモの送りが深くて柔らかい。

 来年の今頃、ノーザンFの坂路を、どんな姿で駆け上がってくるんでしょうね。

  2007071001.jpg

 二日目の当歳にも、ムーンの二つ下の弟が上場。

 0歳馬の父はクロフネ。

 1月生まれだけに成長が早いのは確かだが、首・背中・脚と、それぞれが伸びやかで、こちらのキーワードは「長さ」。

 各パーツに筋肉がつききった時の姿を夢想して、これまたウットリ。

 もしかしたら、父クロフネを超える、スーパースターになるかもしれない。

  2007071002.jpg

 他にもキングカメハメハにウリ二つのアレとか。

 仲良しの“バニヤン”の馬主サンが、千代田牧場のブライアンズタイムの男前の子を競り勝ったとか。

 そのアレコレは、“最強の法則”の8月13日発売号を読んでね。

 アイビスSDの予想は、続きをどうぞ。

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07.14.2007

『梅雨空なんか、ぶっ飛ばせ!』

 【丹下厩舎・調教主任】 by・藤原有貴

  先週は、トールポピー、キャプテントゥーレが初陣を飾ることは出来ず。

 しかし、吉報は函館から!

 丹下厩舎ミゼリコルデが見事に勝ち上がり。

 ほとんど速い追い切りをやっておらず、少々心配してレースを見ていたんですが、まったくの心配無用。

 どーんと真っ向勝負に徹しての楽勝。

 今後は札幌2歳から、暮れのGⅠ、そして来年へと楽しみが大きく膨らみますね。

 丹下さんが、うらやましい…。

 それでは、今週も梅雨空を吹き飛ばすような、若駒の快走を期待しつつ、各場、出走予定の2歳新馬の動きを紹介していきましょう。

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07.12.2007

丹下厩舎の、牡牝の大関が発車

 函館の産地馬体検査があり、丹下厩舎の馬も、新たに何頭か登録があった。

 北海道での登録だけに、即トレセン入厩とはいかないだろうが、関東限定のPOGの、丹下厩舎のエース格である、シンボリクリスエス×ナドラの名前もあった。

 先週福島競馬場で馬主の西山サンにお会いしたら、

 「10月の東京開催の、第一週目の芝1800mに使うよ」だって。

 西山サン。期待していいんですね?(笑)。

 さて、今週は函館で、丹下厩舎の牝の大関ミゼリコルデ。阪神で牡馬の大関キャプテントゥーレがデビュー予定。

 ホースニュース馬・主催のPOGでは、思ったよりトールポピーに人気が集中しなかったが(キャプテンの方が指名が多かった)、今週のポピーの調教は、いかにも大物然とした時計を出していたけどねぇ(指名したかったなぁ)…。

 なんて、丹下厩舎の大将スパークキャンドルは、2回函館2週目の芝1800m出走を目指して北海道に渡る(たぶん)。

 藤沢厩舎は、他に母ポニベニル。母アルページが美浦の坂路で稼働中ですが、社台系の有力馬のアレコレは、あさってセレクトセールに行ったとき、牧場の人たちを掴まえて調査しなくっちゃ。

 ちなみに、セレクトの初日のイアリングセールの目玉は、エアグルーヴですか。父はダンスインザダーク。写真で見ただけですが、やっぱりザサンデーフサイチに似ていますね。

 その前に、七夕賞。

 予想のアレコレは続きをクリックしてね。

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07.07.2007