横丁つながり
市橋容疑者確保で、怖がりの子フグ2号が、よかったとバンザイ。
しかし、島根の女子大生殺害者はまだ見つかっていないし、34歳だと35歳の女性の事件も、はっきりとは解明されていない。
この夏読んだ、宮部みゆきサンの“模倣犯”のことを、アレコレ思い返す毎日だが、嫌な事件が続くなぁ。
しかし、逃亡中の市橋容疑者の苦悩を言う人もいるが、罪を犯した側と被害者の苦悩とは似て非なるものだ。
被害者の苦悩とは、ときに何故自分がそうなったのか。娘を助けてやることはできなかったのかと、自分を追い詰め、自分を責めてばかり。
リンゼイさんも島根の女子大生の御両親の心中が思いやられる。
逆に犯罪を犯したほうは、自分がこうなったのは、お前に理由がある。思い返すたび、自分を正当化しようとすることだってある。
罪を償うためには、やはり人間は、ルールに沿った、何かの決めごとが必要なんだろう。
なんて、先週の土曜日。ホースニュースが東洋町に移転したとき、横丁の定食屋で知り合った、元“ブント”の一人が、“横超”という名のお酒を作ったことを記念して、入谷でドンチャカ。
学生運動のことは、ほとんどわかっていないワタシゆえ、赤も青もブントもチンプンカンプンだが、“横超”とは、写真のラベルの横っちょにチラリと顔が見える、吉本隆明サンの著書“親鸞”で有名。
ワタシが文章を書こうと思い立ったのは、吉本サンの“言語にとって美とは何か”と、吉本サンの短歌が出発点だったような気がする。
みんな、若くてデタラメな時代もあったなぁ。
大人になり、年をとればとるだけ、苦悩も増えることを知っている60前後の闘士たちは、自分が何をしてきたか。よかったことも間違ったこともキチンと理解しており、酒を飲んでもスッパリとしている(かなり理屈っぽいけどね)。
一升酒をかっくらって、みんなで歌を歌いまくり、日曜日は競馬場でもヘロヘロ。
火曜日の午後、20代前半を共に吉祥寺で過ごした、アメリカで旅行会社のシャチョーさんにおさまっている、通称“サトウボーズ”から、突然の電話。
商談で日本にきて、空き時間ができたので、いっぱいどう?
というワケで、吉祥寺の“いせや”で、焼き鳥でいっぱい。
そういえば、キミがアメリカへ渡るとき、センベツにあげた本が、“言語にとって美とは何か”だったよね(笑)。
ディープデザイア、アプリコットフィズ、ヴィクトワールピサの強さに唖然ボー然。
ビジュアルショック、再入厩して日曜日に時計。いい感じです。
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