競馬の、人生の合い言葉は「コンドコソ」
木曜日の深夜遅く、従兄弟の高校時代の友人で、三年前から社台のオーナーズを中心に馬主登録した近しい人から、
「コンプリートラン骨折。全治までには半年以上」
というメールが入っていた。
馬主になれば、馬の一挙手一投足が気になり、喜んだりため息をついたり、馬とのアレコレの密度が、当然グ〜ンと濃くなる。
ワタシのような、10年に3〜4頭の馬しか持てない零細なクラブ馬主——およびペーパーオーナーでも、目の前を歩く馬に本気になれる。
馬券ばかりの競馬ファンや、結果論をぶつだけの評論家とは、その点において楽しみ方も少し違うように思うが、それが新馬戦。
ましてやダービー出走ともなれば、仰天動地のコーフンものなんですけど、そういえばニシノコンドコソの新馬戦。
同馬のペーパーということもあって、イレ込み気味にドスドスとパドックの最前列へと突進したら、そこには本物の馬主である西山サン。
ワタシの何倍もの、ありったけの思いを込めてコンドコソ君を凝視していたが、届け競馬の、そしてホースマンたちの「今度こそ」。
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【新潟2歳S】
千㍍通過が63秒3というスローなら、上がりが速いのは当然。
能力を、その数字によって判断しなくてはいけないが、
●11秒8ー10秒ー12秒1(34秒6)
という、ラスト3Fのレースラップを1秒も上回る、シンガリ一気のゴボウ抜き。
10秒台のラップの上に立つ、上がり33秒6に、ニシノコンドコソの能力やスケールが集約。
緩ペースの1800Mと違って、マイル重賞ともなれば、千㍍通過が58秒台というHペースも考えられるし、レースの上がりも35秒台。
同じように33秒台の脚を使えば、ディープインパクト級のバケモノだが(笑)、何はともあれ新馬戦の33秒6は、純粋な才能の発露。
ちなみに半兄はニシノドコマデモ(父はキングヘイロー)。
切れ味も似ているが、道中遊び遊び走ったり、父は違っても共通点は多い
(つまり、この血統は母系で走る、オヤジいらず)。
ただ、三白眼で、火傷しそうな狂気を抱えていたドコマデモや、気性が勝ちすぎてスピードを制御できなかったニシノイツマデモ(父パラダイスクリーク)と比べ、弟は競馬を楽しむ術を知っている、そんな素直さや従順さが、パドックを周回する様に見てとれた。
前向きで素直な気性は、クルりとして強靭な首差しや、丸々としたトモやリズミカルは歩様となる。
馬体のバランスも将来性も兄弟で一番。
「コンドコソ」ーー小さく拳を握りしめて、見守る新潟2歳Sだ。
1分22秒1で5馬身楽勝のマイネルレーニア。
上がり33秒4の切れ味を持つゴールドアグリ。
G1級の好馬体を誇るトーセンラピュタが相手。
馬券は、コンドコソの単複
(土曜日朝の前売りは11倍)。
3連単は、コンドコソを軸に、前記した三頭を組み合わせるマルチで、いかがっすか。
◎ニシノコンドコソ
○マイネルレーニア
▲ゴールドアグリ
☆トーセンラピュタ
△センギョウシェフ
シャルマンレーヌ
ちなみに今週は、土曜日夜は、テレビ埼玉サン主催の打ち上げ。
日曜は連泊。
古くからの競馬友達と、最後の新潟の夜をすごすつもりですが、ワタシはコンドコソ君でテンパッテいるので、オケラもあり(笑)。
みんなは他の馬から馬券を買って、儲けてゴチソウしてね。
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