〔天皇賞〕

　グリーンチャンネルで、まだ「うまくら！」があった頃だから、確か二年前。

 明け２歳馬の牧場取材でノーザンＦを訪れた際。撮影の合間、周回コース横で撮影隊と一服していた、その傍を、休養中の古馬がゾロゾロと通り過ぎて行く。

　馬がエキサイトしないかなと、少し心配したが、まあ古馬だから人にも慣れているに違いない。

 ダクを踏んでいる程度だから、危険はないよなと、心の中で呟いた矢先、我々が気になりモノ見をしていた牡馬が、コーナーを回り切れず柵に接触。

 ついでに騎手まで振り落とし、柵を跳び越えた。

　あいやぁ。放馬だよ。

　でも、すぐに立ち止まって、事なきを得たが、そのオッチョコチョイが、アイポッパー君だったんですよね。

　あれから二年、７歳にして気性も肉体もアイポッパーは進化中。

　例えば二走前の暮れのステイヤーズＳ。

 常に強気のペリエの騎乗もあったが、相手云々など眼中になく、自分勝手に競馬を作り、勝手に３馬身もチギってしまったが、２着に追い上げたトウカイトリックより、上がりも速い。

 当面のライバルであるトウカイより、力量上位を印象づけたが、続く阪神大賞典は、早めに動いて、どれだけの脚があるのか。

　アンカツ騎乗のドリームパスポートは、次の天皇賞を占う意味でも、「試走」とすれば格好の標的。若干早めの仕掛けでも、力でネジ伏せることができた。

　なんて、その武クン。

　アドマイヤムーンの香港遠征で、乗り役はアンカツにチェンジしたが、競り負けた方のドリームパスポートのアンカツも、アイポッパーのアレコレを、文字通り肌で感じたに違いない。

　唯一の敵だろう、道悪も、日曜日は五月晴れのピーカン。

 叩き良化のデルタブルース、トウカイトリックにネヴァブション。メイショウサムソンもいるが、アンカツが下手に乗るとも思えない。

 引っかかりクセがない馬に騎乗したときのアンカツは、更に信頼度も増すんですよね。

　土曜日朝10時現在。アイポッパーの単勝は５・９倍。

 馬単も、ソコソコの配当が並んでいます。

　◎アイポッパー

　○デルタブルース

　▲トウカイトリック

　☆ネヴァブション

　△トウショウナイト

　　メイショウサムソン

　　マツリダゴッホ

　　（メイショウとマツリダは、基本的に3200ｍ？）

　
　〔スイートピーＳ〕

　ＮＺＴのハロースピードは、テン乗りもあって、出遅れグセも掴めず。

 しかも、中団の外々をブン回され、直線入口では外にフラれて、大外も大外。

 よくまあ、０秒４差の７着に追い上げたもんです（上がりタイムは一番ではないが、ゴール前の脚は際立っていた）。

　なんて、今度は東京。

　二走前のクイーンＣは、いつものように発馬で後手を踏んだものの、上がり33秒９はメンバー中最速。

 ということは、１Ｆ延長の1800ｍにも十分対応可能ということだし、同レースで先着を許したイクスキューズは、先週のフローラＳ（2000ｍ）を３着。

　フローラＳより一枚落ちのこの組み合わせなら、普通に勝ち負けになるし、テキトーにハナを主張する逃げ・先行馬もいる（平均ペース？）。

　相手本線は、レインダンス、トウカイオスカー、ホワイトメロディーとしたが、馬体減りが心配なタイプの牝馬が多いだけに、当日の馬体重を要チェック。

　
　◎ハロースピード

　○レインダンス

　▲トウカイオスカー

　☆ホワイトメロディー

　△ダノンフローラ

　　スマートカスタム

　　クラウンプリンセス

　　ラブカーナ

　
 ※業務連絡

 相沢サン。

 ハロースピードに、やっと本命を打つことができました。

 勝ったら、祝勝会に呼んでね。

 でも、厩舎担当のＮトラックマンが、「今週、勝ち星があがらなかったら旅に出る」と、言っていたそうですが（笑）、その間、Ｎトラックマンとワタシで、厩舎を乗っ取っておきますので、心配しないで。

 あと、アクチュを含めたライターＰＯＧのみなさん。そしてＴ姉妹。たまには東京に来ませんか？

 それと、元塾のセンセー。

 きなせやは無くなったが、府中駅前近辺で、いい店は見つかったのかよ（強気ライン）。

 ゴチソーされるかワリカンなら飲んやってもいいから、早く調べておくように。

　【緊急告知】

　5月15日（火）新宿LOFT PLUS ONEにて

　「青本」発売記念トークライブ！　開催