丹下倶楽部

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グリーン・ウオッチング Vol・31

 試してガッテン

 

 12月開催を境に、2歳の新馬・未勝利の番組は、グッとダートが増えてくる。

 厳冬期ゆえ、脚元の負担を考えると仕方ない面もあるが、血統的にダートは空っ下手というタイプは(例えばダンスインザダーク産駒)、水温む季節が待ち遠しいことだろう。

 しかし、すでに1勝を挙げている馬は、比較的番組を選びやすいという特典がある。

 走法や血統的に、芝かダートか。短距離か中距離かの特性が微妙であっても、脚元が丈夫という前提つきで、いろいろと試すこともできる。

 もちろん、同じ1勝馬であっても、新馬勝ちと未勝利勝ちの差は、会員のみなさんも身にしみてわかっていらっしゃるように(笑)、心の持ちようも余裕も違う(1戦1勝の馬は、負けていないんだから、すべてにチャンスあり)。

 朝日杯FSにミスティフォレストが登録したのは、そういう選択肢にのっとってのことだろうが、配合的にはジャングルポケット×SS。

 距離はどうかだが、芝にも対応できる組み合わせだし、昨年の今頃ホープフルSで台頭したサンツェッペリンは、使い出しはなんと、福島の1000mダートだった(6着)。

 ミスティフォレストの初陣の時計・1分13秒4は、5馬身という着差を考えれば、相当に優秀。

 1200mダートなら、1〜2戦のうちに500万も突破できるだろうし、将来的には1000万には楽に達するだろう。

 しかし、トライできる機会があるのなら、ひょっとしてひょっとして。

 動かないよりは動いたほうが良い時もある(加藤征厩舎なら、黙っていてもシャカシャカ行動するか)。

 新馬戦・二戦目と、あと一歩勝ち切れないでいるが、ちょっと気に入ったのがスカーレットライン。

 コンパクトな体型は、やはり父バトルライン。

 しかし、首差しはツルリとして味があり、芝競馬でも毎回メンバー中最速に近い末脚を繰り出してくる。

 母系を辿ると、今をときめくスカーレットインク一族。

 ダイワメジャー・スカーレット兄妹や、同系のヴァーミリアンと違って、ノーザンテースト×SSの血がダイレクトに伝わっておらず(社台グループの成功は、将来的にはこの組み合わせの基礎牝馬がベースになる?)、間に一つヘクタープロテクターが入っているのが、今一つ突き抜け切れない原因かもしれないが、妙に愛嬌のある姿形や戦法といい、なかなか味のある馬だなぁ…。

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