毎年9月2週めの月曜日は、吉田善哉サンの片腕とも、社台の番頭とも言われていた山本サンと、ついでに善哉サン(笑)の墓参りと決めて、早14年がすぎた。
昨年は病院のベッドでウンウン唸り、参加することができなかったが、お昼までに原稿を叩き込み、無事高尾駅前に13時に到着。
待ち合わせ場所の、いつもの駅前の蕎麦屋に行こうとしたら、あれれ。シャッターが下りている。
「ふふふ。とうとう潰れちゃったのかな」と、吉川良サンと柏木集保サンが、妙に嬉しそうな顔で、横合いから顔を覗かせたが、とりあえず一ぱい飲めれば、どこでもいいや(笑)。
おっつけ、赤坂のショーパブ・TOKIOの正ちゃんと、山戸サン合流。もう一軒の蕎麦屋で、ビール6本。日本酒の小瓶を10本ばかりなぎ倒す。フワフワのトロロ蕎麦美味。
谷底にある山本サンの墓の前で、ビールでケンパイ。煙草と酒を添え、小一時間墓前でドンチャカ。
そのままタクシーに乗り、府中の多摩霊園へ。いつもの花屋で、いつものように50前後と思しき女主人をからかいながら、ビールでのどを潤し、テクテクと善哉サンの墓前へ。
TOKIOの正ちゃんが、「これ三年もの。この墓参りしか使わないのよ」という、虫よけスプレーをぶっかけてもらい、酒をチビチビやりながら、思い出話。
その日の墓参りに参加できなかった近しい人が、前日飾った花を見て、
「キーちゃん。この花、知ってる?」と、柏木サン。
煙草の白い紙をむき、2センチちょっとに切ったような、こげ茶色の円筒形の花もどきを、子供の頃、道端でよく触ったような気がしたが、「これが例のワレモコウ」と、柏木サン。
ほんと、花好きなんですね。
ふと傍らを見ると、彼岸花の蕾が少しだけ赤い顔を出していた。
今週末のお彼岸のころは、まんじゅしゃげが、天上の紺に向かい、真っ直ぐに背を伸ばしていることだろう。
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09.16.2009