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近くて遠い未来たち

 土曜日朝。何故か阪神の7レースの新馬戦で、元ホースニュースの後輩の津田クン(現エイトTM)と、ワールドエースについて、パドックで語り合っている夢をみた。

 そんなに、ワールドエースのことが、気になっているのか?

 本年春、3月のノーザンF早来の坂路で、坂を駈け上がって輪乗りをする際、舌をペロペロさせながら、ワタシや取材陣を吟味するかのような、まだ子供っぽいというか。好奇心旺盛というか。エース君の仕草や眼差しを、ふと思い出す。

 「あの馬は、走る、走らないではなく、走らせないといけない馬」と、同馬を預かる横手厩舎長も、おどけた表情を一変。

 遠くを見つめる、厳しい目も、同じように思い浮かんだりしたが、あれから半年余。

 いざ競馬を迎えると、集中力もあり闘志満々。ほどよくふっくら成長、膨らんだ中にも、随所にディープインパクトの仔らしい緊張感がある。

 研ぎ澄ませば、もっと凄い馬、凄い切れになる。

 東の横綱は、この馬で決まりかなぁ…。

 なんて、

 「来春のクラシック、第一弾の皐月賞は、グランデッツァとディープブリランテ、トリップ、アドマイヤブルー君たちの激しい競り合いを、ワールドエースが残り50mでスタスタ。

 続くダービーは、最後の最後に、代わってゴールドシップが、2着に詰め寄る。現時点では、こんな感じですかね」と、丹下デルオは言っていたが、おお。当たっているかもしれない。

 ふう。

 近くて遠い未来はさておき、明日は朝日杯FS。

 アルフレードも、ハクサンムーンも頑張れ。

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 【朝日杯FS】

 アルフレードは、2枠3番。無傷の三連勝・GⅠVに、絶好枠を引き当てた。

 振り返れば、新馬デビューは9月の中山。例年この時期の中山開催は、イン・先行有利で、しかもペースはスロー。差し馬不利を言われているが、11秒6—11秒3—11秒6(3Fは35秒5)というレースラップに対し、自身の上がりは34秒1。中山の急坂を、ラスト2F・推定11秒1〜3前後で一気に登板。

 次走のきんもくせい特別は、11秒8—10秒6—11秒4(3ハロンは33秒8)というレースラップに対し、自身の上がりは32秒5。平坦の新潟とはいえ、32秒5は出色。

 そのラップの精度の上昇に呼応するかのように、古馬なみにトモや腰回りも充実。最終追い切りの51秒9—37秒6—11秒7という坂路調教も、パワーアップの証明の一つ。

 馬柱だけ見ると、差しタイプに映るが、スタートは上々。最初の1〜2Fは、なだめるのに苦労するくらい行きっぷりがいいし、あっという間にトップギアに入る俊敏さも備えている。

 鞍上のウイリアムズも、この手の敏感なマイラーは、グランプリボス等で手慣れている。レース内容もビデオで確認済みだ。

 相手本線にはハクサンムーンを抜擢。440キロ台と馬体は華奢だが、デビュー前の調教で弥生賞馬サダムパテックに楽々と先着。とにかく調教はベラボーに走る。

 ま、調教はあくまで実戦の雛型。「調教=能力」とはいかないものの、母は5勝馬、祖母は快速でならしたメガミゲラン。良質マイラーとしての、血統的背景も見逃せない。

 枠は7枠13番。戦法は逃げと、この枠で却って腹もくくれる。

 実績ならクラレント、ダローネガのデイリー杯2歳S1・2着馬だろうが、ただし、本年のデイリー杯は1分34秒9。やや時計が平凡な上に(同日の未勝利より遅い)、道中のラップにも、GⅠ云々を語るだけの鮮烈さに乏しい。

 軸はアルフレードでOKだが、連下は、札幌2歳S3着馬マイネルロブスト。くるみ賞を1分21秒4のレコードで勝ち上がってきたトウケイヘイロー等、小波乱。

 ◎アルフレード

 ○ハクサンムーン

 ▲クラレント

 ☆ダローネガ

 △マイネルロブスト

  トウケイヘイロー

  ショウナンラムジ

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