丹下倶楽部

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高等遊民ゲロまみれ

 どうも。高等遊民の丹下です。

 遊民の呑気な帰省の旅は、73歳になる、東京育ちのフグ女房の年金ヒマ親父と、東海道新幹線・東京駅改札に30分前に待ち合わせで始まりましたが、案の定というか。

 中央口と南口を間違えたため、いきなり大騒ぎとなったりしましたが(切符はワタシが持っている)、とりあえず車中におさまりビールで乾杯。

 今回の帰省の目的の一つは、愚妻のオヤジとの釣りも一つの目的であるため、行きの車中は、

 「鯛は、やっぱエサはエビかね。生きたヤツと死んだヤツは、どのくらい食いが違うのかね。西日本は暑いらしいね」なんて、のんびりとした話をしながら、無事山口の田舎に到着。

 高校時代の友人である、悪徳歯医者も、“みすず祭り(長門市仙崎の誇る詩人・金子みすずのお祭り)”の世話役の役目を終えたあと、土曜日午後9時前に我が実家へ合流。

 まあ、なんだかんだでドンチャカで就寝。

 ただ、前夜の夕方から、窓辺に置かれている、我が親父のかわいこちゃんであるシンビジウムの鉢たちの葉っぱが、微妙に揺れている。

 ワタシの田舎は、山陰地方でもわりと大きな、油谷湾に囲まれた一漁村で、滅多に風は吹かないし海も荒れることはない。

 みんな盛り上がっているけど、明日は時化じゃなきゃいいが。

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 翌朝5時に起床して、二階の窓から油谷湾を眺めると、日本海の入り口あたりに小さな白波が立ち、風も昨日のままだ。

 「釣りにいけるかどうか、微妙ですよ」と、愚妻のオヤジにさりげなく言ったのだが、フフン。ゼンゼン平気じゃん。丹下クン、気が小さすぎるねという顔をしている。

 ワタシの親父も心配そうだが、悪徳歯医者は半信半疑。

 見切り発車で釣り船を出したが、30分余、湾を出た途端、3メートル近い波がドンブラコ。

 まあ、遊漁船としては、普通サイズの船ゆえ、転倒および行方不明になる心配はギリギリなさそうですが、3メートル近い波といえば、当然船より高い。

 三角波に向かって突進すると、舳先がブワっと浮いて、ドカンと落ちる。

 親父が若かった頃は、5メートルの波でも平気な、近海漁業用の釣り船の4倍近くある大きな船を持っていたし、ある程度の時化も経験しているワタシですが、胃がデングリ返り、操舵室近くに避難して、波をかぶらないようにするのが精一杯。

 みれば、愚妻のオヤジ。

 内海と外洋の落差に、アワワアワワで、顔面蒼白。

 悪徳歯医者と、「こうなりゃ、80歳の大ベテランである、ワタシの親父の舵操作に、命を預けるしかねえな」と、腹をくくってボソボソ話し合っていたのだが、日本海を突っ走ること2時間。

 意地でも釣ったると、海中パラシュートをブン投げ、3メートルの波に揺られながら、ゲロまみれになり、掃除用のバケツに難儀ウ○チを撒き散らしながら、2時間近く奮闘した結果が、ワタクシ30センチ弱の鯛を一匹(あとは、ほとんどゲロとの格闘)。悪徳歯科医、20センチのカサゴを、ニンマリと一匹釣って、あとはアロハ・オエ〜〜。

 我が親父殿だけは、平気な顔で、20センチの鯛を4匹に、30センチくらいのイトヨリ鯛3匹。60センチの中型サイズの鯛とサメを釣っての帰還となったが、愚妻のオヤジはマグロのままで投了。

 ねえ、おとうさん。

 海って、怖いでしょ?

 海へ出るときは、

 「うっし。今日も生きるか死ぬかだぜ!」と、毎朝気合いを入れて海に突撃しなければならない漁師に、意気地のない丹下はなれなくて、東京へと、競馬へと逃亡して、高等遊民と化したワケです(競馬の予想家も、ハズれすぎると石を投げられるけど)。

 というワケで、市ガ谷の釣り堀でトライアスロンをする栗岩クン

 春競馬で一緒に飲んだこともある、Y戸サン絡みのK島サンが、その釣り堀大会にウチワ持参で応援にいきたいとのメールがあったので、電話ください。

 PHSは、新幹線の、それも新大阪や京都など、停車中だけにはメールができました(田舎は沈没)。

  

 

 編集者のみなさん。御迷惑をおかけしました。

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