浮かれ夜
土曜日はカミさんの祖母の四十九日。法要のあと、愚妻の実家に一泊したが、その夜は男衆が角突き合わせて、しばし天皇賞談義。
「絶好調なのは、アルナスラインとジャガーメイルの2枠ですかね」
「なら、2枠だな。丹下クン、馬連より枠連の2−2の方が配当が高いぞ」
「昨日までは、アサクサキングスが一番人気じゃなかったんですよね。ジャガーメイルに、ヒシなんちゃらの天皇賞の時のような、買いが入ったという噂もあるみたいですが、誰が買ったんでしょうかね」
「やっぱ、8枠3頭は強力だな。こっちから流すのが正解かも」
「1枠のサインライズマックスを狙っているんですけど、どう思います?」
「1枠流しだと、相当つけるぞ」
うーん。清く正しい、天皇賞前夜である。
なんて、ワタシの馬券は、青葉賞のバアゼルリバーに続いて、天皇勝賞のジャガーメイルも沈没。
ふう。アンカツったら、もう。
今週のNHKマイルも、フィフスペトル君にしようかと思っているのに、まあいいか。
しかし、先週のフローラSの後、府中のおでん屋サンで、ダービーニュースの長谷川サンと、塩崎オヤビンにバッタリ。
宴もたけなわ、あちこち盛り上がった頃合いを見計らって、久しぶりに長谷川サンと話をする機会があったが、隣席についた途端、
「来週の天皇賞は、マイネルキッツに、なんとかいい印をつけたいなぁ。日経賞の頑張りが、すっごく心に残っているんですよね」と、ポツリ。
へぇ〜。マイネルキッツかぁ。
相変わらず、予想に心を砕いているというか。専門紙本紙を十数年以上張ってきた、予想好きならではの馬を見つめる目に、ふと自分の専門紙時代が蘇ってきたが、あらら。ホントに勝っちゃったよ。
いやぁ〜。昨日の夜は、さぞかし美味しい酒だったろうなぁ。
ついでに、従妹の友人たちが所収している、ブロードストリートがスイートピーS勝ち。
馬主になって、初めてクラシックに出ると、裸踊り状態だったらしいが、下河辺牧場サン。勝ってドンチャカ浮かれている隙に、次の馬をドカドカ押しつけなさい。
人のお金だから、オレが許す(笑)。