丹下倶楽部

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「リトマス紙ジョッキーは誰だ?の巻」(その1)

 まず、前回の丹下コラムの中の姉妹の写真であるが、Tシャツが姉、ピンクが妹であることを、補足しておこう。

 

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 さらに、姉は「丹下さん、外れたからって、ピーピー泣きなさんなって。明日があるんだから」と励ましてくれるタイプ。

 妹は、丹下が泣き終わったのを見計らってから、「さぁ、一緒にごはん、食べよう」と見守ってくれるタイプであることを補足しておこう。

 両親思いで、まさに、昭和の匂いを感じる家庭的な姉妹である。

 さて、風邪もすっかり治ったわたしは、高松宮記念でなぜ、オレハマッテルゼを◎にできたのかを、報告しなければならない。

 そのとき「リトマス紙的な騎手ではないか」と、柴田善臣騎手を評した。

 


 わたしが、最初の出版社で3〜4年を経たころ、編集長にこう指示されたことがある。 「今度、原稿を書いてもらうライターは初めての人だから、お前が担当してくれ」

 わたしが適役だったかどうかはともかく、編集長は、そのライターのタイプを見極めてほしい、と暗に言っていたわけだ。

 リトマス紙の役を任されたのである。がんがん取材するタイプならルポルタージュを、洞察力のあるタイプなら評論を、想像力に長けているタイプならフィクションを書いてもらおう。こういう戦略だったのである。

  賢明な読者諸兄姉なら、もうお分かりであろう。柴田善臣騎手は、39歳。馬主や調教師からそういう役目を受けるには、じゅうぶんな経験と実績を持っている。

 ところで、わたしと柴田善臣騎手との(馬券の)相性は、けっして良いわけではなかった。◎にした馬が、届かず3着、なんてことがしばしばあったから、よけいにそう思うのかもしれないが、「なんで、もっとしっかり追わないんだよ」と不満に思うのである。

 そんなことが何回か続いたある日とつぜん、リトマス紙の経験が思い浮かんだ。 「もしかしたら、現状の馬の能力をしっかり測って、次への戦略を立てる役目を任されているのかもしれない」

 あくまで仮説を立てただけであるが、即、実戦へつなげてみた。もちろん仮説であるから、彼の馬を◎にする勇気はないが、以下の条件にハマッた場合は、必ず押さえたのだ。

 「1」前走、ないしは、数走前に柴田善臣騎手が騎乗して、今回、競走条件が変更された場合。

「2」テン乗り。または、そこで負けても続けて騎乗してきた場合。

 オレハマッテルゼは、「1」に当てはまったわけだが、実戦の詳細は、カーカーカー。

 カラスが鳴き始めたから、次号にさせていただきましょう。

    

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