丹下倶楽部

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競馬もシンキング

高校野球を、
いつもの年以上にみている(ような気がする)。

世の中のみんなも、きっとそうだろうか。

しかし、年々増していく、
球児たちのムチっと張った腰回り、
胸・肩回りの厚みはどうだ。

どこも守備がいいな。

打撃となると、もうどうすりゃいいのってくらい、ボカスカ打つ。
家にマイ・バティングマシーンでももっているかのか?
あれじゃあ、ピッチャーは、もう暴投になってもいいから、
力いっぱい投げまくるしかないか。

「巨人の星」世代の、俺たちの頃。
巨人の牧野コーチたちが持ち込んだ、
いわゆるドジャーズ戦法は、
「哲のカーテン」の中に囲い込まれていたが、
今は平安高校、横浜に大阪桐蔭と、
高校によっては30年以上、常に3年生から1年生へ。

「ツーアウト、1・2塁、5回表か8回裏か。
5対4で負けて後攻めの場合は、
左バッターはワンストライク・ワンボールなら、
どう打てばいいのか。守備はどうする?」
――甲子園に出るような高校のほとんどが、
戦法やマニュアルを、頭と身体に叩き込んできている。

甲子園対応のシンキングベースボールの度合いは、
ある意味プロ野球以上かもしれないなぁ。

なんて、ほんの30年くらい前までは、競馬――そして予想も、
例えば血統という要素はあまり大事にはされていなかったりする。
育成や調教も表には出ず、牧場とトレセン内だけの、
場当たり的な聞き込みなど、現場主義が大勢だった。

しかし今は、ワタクシがかわいがってきたラップも、
ストローやフォークのようにみんなが使う。

野球もそうだが、「シンキング競馬」が
根をおろしたのかなぁ。

ただ、噂や、伝え聞きはいつの世もやっかい。
世の中と同様、時々ネット等で変な方向に振れることもあるけれど、
知れば知るだけ、競馬の知識を自覚できるようになったぶんだけ、
競馬はおもしろくなるもんです。

お盆。空の青、陽と陰が色濃くなった。

週中、この丹下の懺悔に、
「悪徳馬主」として昔ちょくちょく登場していた、
近しい馬主さんの懐かしい声を聞く。

お互い、まずまず元気。

気を遣いすぎず、自分らしく、
もう少し好きに生きて語ってくださいと、励まされた。

涙がこぼれそう。
でも、自分らしさってなんだろう。
ふと考えたりして。

丹下厩舎は、今週はカウディーリョ、
ダノンジャスティスが新馬戦に出走予定。

19日・日曜日はBS11(昼12:00~)出演。
札幌記念、北九州記念の展望など。

 

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