2月 21日, 2012
クライ
ダイヤモンドS、ギュスターヴクライ、痛恨の2着。
無言でドシドシ歩く、悶の背中に、
「いいじゃん。2着でも馬主(ひと口)は、賞金が入るんだからさ」と、栗岩太郎、余計なひと言。
ひと口馬主は、勝てなくても入着賞金を稼いでくれればいいと、わかったふうに言う人もいるけれど。GⅢの勝ち賞金は、古馬なら4000万。
3歳未勝利の勝ち賞金は500万だから、GⅢは8勝ぶんだ。
たとえばPOG。
一人10頭持ちで20人が集まったとして、未勝利だけで、8勝できる人は、果たして何人いるのか。
いざ、ひと口馬主になり、その未勝利馬が1000万に昇級し、4歳になってクラス落ちし、もう1回500万を勝って、いくら入着賞金を稼いでも、8勝ぶんを稼ぐことなど、まずありえない(ランニングコストは2〜6歳で、3000万を見ておかなくてはいけない)。
「でも、そのくらい、高い馬を買ったワケだし」という反論もあるかもしれないが、クラブ馬って、社台以外も、平均価格は、驚くような値段だったりするんだよね。
「コツコツ稼げばいい」という幻想に、時にだまされてはいないか?
黙りこくり、放心して府中の駅へと急ぐ悶を、もっといたわってあげよう。
競馬研究の及川さん。赤坂のショーパブ“TOKIO”の、しょうちゃんが、相次いで逝ってしまった。
【業務連絡】
2月25日(土)、BS11、出演予定(午後4:00〜)。
人はコツコツ仕事。それでも生きていかなくてはいけない。
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