梨じゃ梨じゃ
うだるような暑さの中山の、船橋法典駅へ向かう道すがら、民家の軒先には梨が置かれていた。
秋の中山がきたんですね。
でも、サープラスシンガーは2着。
ストロングラリーが3着と、新馬は惜敗。
うーん。カッチーのバカ。
でも、かわいい(笑)。
京成杯は、昨年の丹下厩舎を盛り立ててくれた、ステキシンスケクンをブッタ切りして、マイネルスケルツィは3着。
セントウルSは、シーイズトウショウを滅多切りして、馬券も滅多切りにあってしまった。
専門紙ランキングはトップだったものの(マイナスなのに)、ほとんどオケラ状態で、おみやげを買うお金も残っていない。
そう思うと、余計に梨が気になるのが人間というものですが、月曜日の朝、元会社の専務だった高井サンから、豊水がドーンと送られてきた。
なんか、幸せ(笑)。
どうも、ありがとうございます。
なんて、山口出身のワタシは、梨というと二十世紀。
運動会のお弁当のあとに必ず食べる、水が滴るような、あの独特の食感で育ってきた。
ところが東京が在のフグ女房は、梨というと長十郎か豊水。
「山口の田舎モンには、豊水の奥深い味がわからないのよね」
と、常々ホザいているが、上京して四半世紀もすぎると、豊水へと気持ちも傾くのは、9月の中山の路地裏の梨を見つめ続けた年月と、無関係ではないのかもしれない。
コンビニにギャロップとブックを買いに行ったら、G誌の表紙にノーザンFの横手クンが大写し。
跨っている馬は、ザサンデーフサイチ(母エアグルーヴ)に違いないが、2歳馬情報を読むと、マンハッタンカフェ×ユーザーヒストリーが入厩し、名前がゴーストライターなっていた。
意味深な馬名だが、物書きのはしくれとしてな、なんとなく親近感を覚える。
武豊が、「真顔でいい馬ですねと言った」——なんて記事を読むと、期待しちゃうからね、もう〜(笑)。
ちなみに、ノーザンF特集の中には愛馬はいなかったが、アドマイヤオーラ君もサムライタイガースも栗東に入っているからいいや。
馬社のPOGで、今週エイシンイチモンジを入れるかどうか思案中。
さて、今週はセントライト記念にローズS。
キストゥヘヴンの名前がセントライトにあったが、牡馬相手の2200㍍だと、少し厳しいかもしれない。
ただ、秋華賞は2000㍍。
基本的にマイラーであるヘヴンにとって、2000㍍のもう1F先の距離を試すという意味では、レースの選択は間違っていないように思うし、関西のローズSに遠征すると、馬の消耗が気掛かり。 戸田サンの新しい試みに、とりあえず拍手しようではありませんか。
一方のローズS。
桜花賞当時、アドマイヤキッスを評して、
「何でも言うことを聞いてくれる、お嫁さんにしたいような馬」
と、武クンが語っていたが、優しすぎるくらいの気性が逆に、春二冠の惜敗ということだったのか。
ひと夏越して、オニ嫁になっていることを祈る。
逆にフサイチパンドラは、紀子サンのような母性が欲しい。
切れ者ソリッドプラチナム、穴はハンドレッドスコアと睨んでいるが。
おっと、野路菊に、いよいよオースミダイドウが登場。
能力を時計で証明したい。