グリーン・ウオッチング Vol・10
平坦の小倉がカギ
1月21日(日)の、小倉の第2レースに、フェアリースポットとワンダーフルーツの二頭が登録していますが、その両頭の前走の成績を見ると、
◆ワンダーフルーツ 1分9秒7・2着
◆フェアリースポット 1分10秒1・5着
パッと見の印象は、同じ中山の1200mを走った上では、ワンダーが上のように映る。
しかし、両馬の前半3Fのレースラップは、ともに33秒7。
しかもワンダーのレースの勝ち時計は1分9秒7。
対するフェアリーのソレは、1分8秒6。
フェアリーのレースの勝者は、続く500万条件を連勝。
レースの質そのもので言えば、フェアリーの方に分がある。
しかも、フェアリースポットは、輸送のある中央場所ではイレ込みがキツく、母の父フォーティナイナーを考えれば、平坦で現地競馬はドンピシャ。
ついでに言うと、杉浦厩舎所属の大野クンが、小倉入りして熱心に調教もつけている。
血統のインパクトは、たぶんワンダーフルーツだろうが、こうした諸条件を重ね合わせると、実は中山の両馬の0秒4差が、限りなく近いモノに見えてくる。
なんて、要はワンツー・フィニッシュを決めれば、それでいいことなんですが(笑)。
おっと、中山の日曜日の最終レースに、グリーンアラモードが登場。
相変わらず手前が代わらず、ラチを頼るような面が抜けないようですが、前走で戦ったノーザンキッズ・ウエスタンウッズは、展開次第(できれば良馬場のパワー勝負が望ましい)で、逆転可能。
怖いのは、モンテチェリー、ラインドライブの、底を見せていない4歳馬二頭なのかもしれない。