グリーンウオッチング Vol・25
今日の競馬と明日の競馬
テレビや新聞が、毎日のように温度計の数字を、繰り返し繰り返し報道している。
選挙があれば明け方まで討論会が開かれ、株価が上下すれば右往左往。
慣れっこになったとはいえ、ある特定のネタを、どのテレビ局も新聞も、一日に何度も見せつけられると、それだけで気温が2度程度上がったような気になるが(笑)、だけど問題は今日の競馬。
そこにあるべきハズの競馬がないときの喪失感だけは、身に染みる…。
筆者は、山陰地方の田舎育ちで、ほんとんど競馬に縁がなく、中学校の時分、テレビの画面で増沢サンが“さらばハイセイコー”を歌うのを、不思議な気持ちで眺めていた者だが、従ってインフルエンザが流行した、トウメイの頃の有馬記念のアレコレも知らない。
ただ、二十歳をすぎて、ミスターシービーやシンボリルドルフで(ビゼンニシキもね)、突然競馬に目覚め、この世界に入って以来、土曜と日曜の朝の高揚感を当たり前のこととしてきた。
競馬をなくしたときの喪失感というか。他に何も趣味をもっていない自分に愕然としましたが、みなさんは競艇や競輪で代用できるんですかね?
パチンコをさなるんでしょうか?
競馬好きの前で、「暇」という言葉だけは繰り返し報道しないようにして欲しいが(気分が更に滅入る)、さて愛馬会の2007年産駒が走る来年の今頃。
今年よりも少し涼しく、普通に競馬が施行されていることを祈るばかりですが、ゴールドアリュールのファーストクロップの活躍で、カタログのソングフォーミーとティエッチダンサーに、すぐに目が行ってしまった。
あくまでも個人的な好き嫌いですが、前者はやや小柄ながら、ゴールドアリュールの仔にしては柔軟で品がいい。
後者のティエッチダンサーは、父の特徴がダイレクトに伝わった、骨太のアリュール産駒に見える。
サンプル数は少ないが、つい先日の新潟で新馬を勝ちあがったタケミカヅチやゴールドストレインをみると、2歳の夏の今にしては、両者ともに首差し・トモの厚みが際立っており、平坦とはいえ、昨年の新潟2歳Sを制し他ゴールドアグリと同等の10秒台のラップも、上がり3Fの中に見て取れた。
新潟2歳Sの勝者は、言い方は悪いが毎年尻すぼみといったケースも多々見受けられるが、ゴールドアリュール産駒には、父同様、ダートという、もうひとつの選択肢を備えている。
正直、いきなり同産駒が、いきなりブレイクするとは思ってもみなかったが(笑)、もちろんエルメスティアラの06に、ハッシュバンバン、リーチマイハーバー。クリスエスらしくないのが、却っておもしろい、ビッグハッピーの06辺りに付箋を貼ってみましたが、馬を見る目のない丹下。
インフルエンザ・ボケしているかもしれないし(笑)、あくまで参考まで…。