丹下倶楽部

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「馬も予想も狂った日の巻」

 天皇賞当日の10月29日。

 東京7Rの1番人気サイバーキングダムは、大差負けでゴール入線直後、1コーナー手前の外ラチ沿いで倒れた。

 そのまま、動かなくなった。

 横山典弘騎手が応援の手を待つ間、ずっと馬の横でしゃがみ込んでいた。

 心臓麻痺だった。

 この日は、前日の負傷により小牧太小林淳一騎手が乗り替わり。

 3Rで、トップオブボスが馬場入場後に放馬し、疲労が著しいために競走除外。

 4Rで、ミヤビブライアン藤田騎手が馬場入場後に落馬して、以降は乗り替わり。

 9Rで、ハギノプレシャスが馬場入場時に左後管部挫創を発症し、競走除外。

 天皇賞で、トリリオンカットが馬場入場後に放馬し、疲労が著しいために競走除外。

 カンパニーはゲート内で暴れて、外枠発走。

 いつも以上に、トラブルの多い日であった。

 異様な日であった。

 わたしの馬券がまったく当たらなかったことだけが、平生のことであった。

 

 以前、『サンスポ』の佐藤洋一郎さんが、

 「満月の日には、万馬券が出る」

といったことを書いていた。

 そういえば、海亀や沢ガニが満月の夜に産卵をしたり、男が狼になったりと、不思議な現象が起こる。

 地球上の全てのものは、月や太陽の引力の影響を受けると言われ、生き物を狂わせる。

 犯罪や交通事故の頻度も満月の日に多く、ある警察署では統計を取っているとも聞く。

 精神異常者と満月の関係が報告されたのは、ローマ時代だったそうだ。

 イギリスでは、動物に噛まれて救急部門を訪れた患者を対象とする調査で、満月の夜には患者が多かったという報告が、2000年に発表された(噛んだ動物の94.1%は犬、3.4%が猫、0.8%が馬、0.7%がラット)。

 10月の満月は、7日。

 ちょうど日曜日だが、東京・京都両競馬場では、29日ほどの事故はなかった。

 29日は、満月でも新月でも、上弦・下弦の月でもない。

 だが、『The Moon Age Calendar』という情報サイトで、06年10月の項目を訪ねてみると、こんなことが書かれていた。

 「上弦の月も大きな危険度となっていますので注意して下さい」

 上弦の月は30日で、そこにあるカレンダーには29、30、31日が「危険予測日」とある。やはり、生命体を狂わす日であったようだ。

 そんなの偶然が重なっただけだよ、という友人もいたが、それではロマンがなさ過ぎる。

 人知の及ばぬ神秘を信じるのもおもしろい。

 

 カーカーカー。

 丹下は、満月でなくたって、いっつも狂っているようだけどね。

 

   

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