花吹雪の下の十五の決意
三軒ある近所のコンビニの一軒で、午前8時半くらいに競馬雑誌が並んでいるのを発見。
月曜日は、午前中入稿の仕事が二本あるので、これは助かる。
おっとり刀でシャカシャカ自転車を漕いでいたら、小学校の入学式に向かう幾組かの親子連れとすれちがった。
入学式は、満開の桜吹雪の下がいい。
我が子フグたちのソレを、ふと思い出したりしたが、つい先日のH大学の入学式は、勝手に一人で出かけちまったよ。
ちびまるこちゃんの友達のパパみたいに、カメラをぶら下げ追っかけもいいなと思ったりする今日この頃だが、会社に行かないと、することないんだよね。
なんて、日曜日のダービー卿。タケミカヅチが新馬以来の2勝目を挙げた。
ひと口持っている近しい人が、口取りをしているのを記者席から双眼鏡で覗いてみてたが、これで今夜はゴチソウになれる(笑)。
最終レース後に、栗岩太郎からデンワ。
競馬場裏の、船橋法店よりの居酒屋“ことや”で合流。こういうときのクリキントンは、異常に鼻が効く。
でもって、ショーチューのボトルを強引に3本入れさせた後、酔いの回ってきたクリちゃんが、
「丹下サン。ブログで美少女がどうだの。なんかモテるたようなこと書いてたけど、ホントなの?」と、黄色く濁った眼で食い下がってきた。
ま、若干脚色はしているけれど(笑)、小学校5年生から振ったり振られたり、何人かの女の子と付き合ったことは確か。
ただ、高校三年生のとき、男子クラス40数人のうち、彼女がいたのは、ワタシを含め、5〜6人だったような気がする。
「青い山脈」まではいかないものの、しょっぱい地方の進学高校ゆえ、男女交際の比率は今も大して変わり映えしないかもしれないが、女の子と交際するか否かは、今思うと告白するとか、交際を申し込むとか。簡単な話、踏んきれるかどうかのような気がする。
当時の40数人のクラスメイトのうち35近くは、棚からボタ持ちが落ちてくるのを口を開けて待っているだけだったのだろう。
クリキントンは、今持ってロマンスは走ってやってくるものだと思っている節があるが、走って捕まえに行かないと無理だね。
誰もが、一度はルビコン川を渡らなきゃいけないんだけど、ミジメに振られたら振られたで、何かを求めて動いたことには変わりはない。
仕事でも何でも、どこか最後は一対一の交渉事となる、そのキモの際に、花吹雪の下の、十五歳のコクった経験が生きたりして。
いざというときの節目は逃さないよう、自分から出向いて求めることが必要なんでしょう。
なんて、そういいながら、何度も振られ、チャンスを逃している人生なのだが…。
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