グリーン・ウオッチング Vol・15
天国と地獄
先週は、ユーチャリスの、はなのき賞勝ちを筆頭に、キッスアンドライド・タイムオブデライト・オッティマルーチェの3頭が二着と、ここに来て、グリーンの勝負服が、ワラワラと上位争いを演じるシーンを、よく見かけますね。
なんて、先週土曜日の3レースで2着したタイムオブデライトを応援するために、新潟から上京してきた、近しい会員サン夫婦がいましたが、実はキッスアンドライドの、ホースニュース馬のワタシの印は、単穴の▲。
近しい人が上京してくるからサービスというワケではなく(笑)、一週前の追い切りで、南Wで65秒9という好タイムが出ていたし、アグネスマサオーの半弟で、スペシャルウィーク産駒にしてはダートに比重が高い。
ただ、推定530㌔と言われている体重が少し気になる。
500キロを超える馬は、やはり仕上げに手間取り、水温む3月になってやっと、走れる馬体に近づいてくるが、デビュー緒戦は稽古通りとはいかず、蓋を開けると重目残りといったパターンが目につく。
そのぶん、慎重に三番手評価の単穴としたワケですが、いやあ。
思わぬ1着降着で、結局は◎−▲の印で決まって、馬連は3990円(馬単は5670円)。
専門紙ランキングの順位を上げてくれるのに、タイムオブデライトが一役買ってくれました(笑)。
なんて、実はその中山の3レース。
“Gallop”でお馴染みの、藤代三郎サンの取材を受けていて、藤代サンは、返し馬でひらめいた、降着したセントバニヤンをアタマに、ホットビスティーとの馬単・馬連一点買い(ワタシは、電話投票で本紙の予想の目の通りに買っていたので、大損は免れたが)。
降着のアナウンスを耳にするや否や、「3ヶ月の重傷!」と、悶絶していましたが(笑)、降着で大もうけした人。
藤代サンに出会うことがあったら、ビールの一杯でも見舞ってあげて下さい。
今週は、福島の未勝利戦にクィーンスプマンテとフェアリースポットの二頭が出走しますが、2000mを超すような中距離戦は、調教で遅れたりすることがあっても、血統の力そのもので、好成績を挙げるパターンもある(特に、この時季)。
しかも、クィーンスプマンテの初陣は、スローの上がり勝負とはいえ、ラスト3Fは34秒6。
数字として一応の時計は残しているし、阪神から、直線の短い、先行馬有利の開幕週の福島もプラス。
フェアリースポットも、平坦でしかも関東圏の福島の方が、何かとストレスが少ないハズだ。
中央の本紙予想に汲々そしているため、福島の予想まで手が回らず(頭が悪い)、両馬に印を打つことはできませんが、何かの縁ですから、単複を買って、当たったら藤代サンでも慰めるとしますか(笑)。