馬そのものは見えている
お盆興行のハズなのに、先週の行き帰りの新幹線は、想像したよりは微妙に空いていた。
とはいっても、東京駅のホームは、さすがに帰省客で溢れかえり、冷房もきかず腰をおろす場所もない東北・北陸系の新幹線ホームは(最前列にあるのだが、お年寄りや身障者にとっては、エレベーターも遠いことだし、エラく不便だろうな)、みんな汗みどろです。
なんて、フグ女房が、前回のコラムを読み、物凄くフンガイしていたので、愚妻の話は割愛するとして(笑)、土曜の夜は、週刊大衆の編集者が、急遽車で新潟入り。
「ふと旅打ちがしたくなって、お盆も仕事の彼女に走り書きを残して、東京からトンズラこいてきました」
と言っていたが、大衆での担当は、GⅠシリーズでのワタシのほかに、ギャンブルならドンと来いの、某超有名作家。
「旅打ち」を身を持って実践しているところを見ると、やっぱI先生は(井崎シューゴローじゃないよ)偉大だ。
なんて、土曜の夜は、馴染みの“いかだ寿司”で、テレビスタッフを交え、ちょっとだけドンチャカ。
二軒目のバーに行ったら、
「松山師が何度も来てくれたのよ」
と、ママが言っていた。
もしかしたら、セレクトセールでのやりとりを覚えてくれていて、ワタシに気を遣って足を運んでくれた可能性が高い。
先週までいろいろあって、不義理をする形になってしまいましたが、これからは毎週通うのでヨロピク。
日曜日は、久々のテレビで少し緊張。
おまけに、オープニングで、
「丹下サン。その髭、かなりいかがわしいですね」
云々を宮嶋千佳子サンにカマされてしまった。 そういうこともある程度予想していたので、タップリとお返しをさせていただいたが(笑)、
「怪しげ」
といわず、
「ジュリーやアル・パチーノが無精ひげを生やしたような、ずいぶんと存在感のある迫力のある予想家」
とでも表現してくれたら、テレビの前のウケも異なるに違いない(ホントかよ)。
アナウンス効果というか。テレビって、やっぱ怖いもんですね。
かなり自信のあった、北九州記念のアストンマーチャンの惨敗にはガックリ。
クイーンSも、アサヒライジングの完勝。
デアリングハートにするかアサヒライジングにするか。最後まで迷ったんですけどね。
うーん。
現4歳世代のオークス・秋華賞・エリザベス女王杯の走破タイムは、歴代でも屈指のHレベル。
理詰めで押せばよかったか。
印を迷ったら、若い馬に打つのが、やっぱり予想の筋なのかなぁ…。
新潟9レースの佐渡金銀山特別と、メインの天の川Sのタマモサポートで、大怪我をせずにすんだので、それでもマズマズ。
競馬も馬そのものは、今けっこうみえている。
札幌の芝1800mの新馬を勝ったサブジェクトは、パワーを要する芝で上がり34秒4。
マツリダゴッホの2歳夏の札幌の新馬を思い出しましたが(ゴッホ君より丈夫そう)、札幌2歳Sは、ミゼリコルデの前に、やっかいな馬が現われてしまった。
エールドクラージュは、直線を向いてササったりの失速は、回りにでも問題があるのか?(軸脚?)。
馬の造りそのものは、かなりの馬だったのになぁ…。
もう一戦、様子をみましょう。