ナルシス
黄色いラッパ水仙・オランジェリーが、昨日一気に花咲いた。
ラッパ水仙は中国の皇室、正月に飾られる花。花言葉は尊敬、高貴(らしい)。
しかし、美しく気高いゆえに、ギリシャ神話では、自分しか愛せないナルシスの話を生んだ。
うぬぼれという意味もある。
小学5先生の理科の授業の球根栽培の時、オナゴ先生がラッパ水仙について説明。ラッパ水仙の花言葉にも触れた。
話し終わり、ひと呼吸置き、「丹下クンみたいね」と、トートツにみんなの前で言った。
ええっ。
たぶん軽口。口が滑ったんでしょうが、いい意味と悪い意味――赤くなったり青くなったり、汗が出た。
その日の午後の昼休み。サッカーではセンタリングの呼吸が一番合う、仲良しと運動場を駆け回っていたら、小さなトラブル発生。ムッとしてお互いの顔をみた。
トモダチが、「ラッパ水仙」と、小さくつぶやいた。
モーレツに恥ずかしい。くやしい。顔、真っ赤。
なんだと。声を荒げた。
フンといって別れた。
あとでトモダチが、さっきは悪かったなと、頭を下げに来た。
でも、それ以来、なぜかその友達とギクシャク。中学校では話す機会がだんだんと少なくなり、自然と疎遠になってしまった。
水仙は来年も自生する。これから春になると必ず、あのときの先生の声。トモダチの一件と顔を思い出すのだろう。
そうだ。水仙の写真をメールで鈴木淑子さんに送っちゃおう(笑)
スプリングSは、ホウオウビスケッツ、セブンマジシャンに注目。
ホウオウはマンファスの4×3だったのか。セブンはパワー馬場のスプリングSの大マクリの風景がよく似合う。
丹下厩舎は、未勝利にマテンロウカノン。ファルコンSにペースセッティング、フラワーⅭのドナウパールが出走予定。
愛馬も一頭、中山の芝2200mの未勝利を走ります。
喜色満面か。青くなるのか。まったくもって競馬ファンはナルシストだね。
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