ジョン万次郎
最近朝4時前に一度、目が覚める。
おじいさんです。
でも、テレビをつけたらブリーダーズⅭチャンピオンシップのゴングがカーン。
寝ようか見ようか。途中記憶がない時もあるけれど、BⅭマイルの先からはしっかり見た。
そういえば、ソングラインの会員さんがBCマイルを見に行くといっていた。
20年来の顔見知り。母ルミナスパレード大好き、その仔ばかりを買っていた(しか買えなかった?)。
特別に親しくなったのは、ソングラインの初勝利のアレコレの感想を社台・サンデーの会報に記したところ。
「出資している愛馬でも、普段は1万円の単複がせいぜいだったけど、丹下ちゃんがいいこといってるんじゃないかとふと思うようになり、紅梅賞で単勝10万円買ってみた。配当は290円。コピー見る?」
大当たり。
会うたび、ソングラインが勝つたび、酒飲むたび、そのコピーをかざし、肩組んでカンパーイ。
先週日曜日の社台グループのパーチーの二次会。
「GⅠ4つも勝った。70歳すぎ、不良の爺さんの俺様だけど、生涯一回くらい、愛馬のアメリカ遠征について行ってもいいんじゃない?」。
プリーズ。ハヴァアナイスデイ。グッドラック。
ホントに行った。負けたけど(笑)。
なんて、カリフォルニアの空は青い。
オオタニさんもアナハイムで見上げた、透き通ったコバルト。ツーンと温かくて寒い青さ。
ワタクシもPOGの取材がてら一度、春3月のサンタアニタ競馬場にいったことがあります。
鳥島で漂流していたところをアメリカの捕鯨船に助けられたジョン万次郎も、帰国前にボストンからゴールドラッシュのカリフォルニアへと渡り、日本に帰る資金と漂流仲間たちの援助のため、ホイサッサと金を掘った。
峰隆一郎さんの、「椿と花みずき」という本があります。10年前くらいに読んだ。泣けた。
万次郎のあの時も、先住者の人たちが仰いだ昔々の空も、同じ青さだったろう。
アルバート・ハモンドの「カリフォルニアの青い空」が流行ったのは中学一年生の秋だった。
アメリカの西部開拓、ゴールドラッシュは、英国の伝統の2000年ぶんくらいに匹敵する激動だった。
アメリカ人は、西部開拓で強靭なすべての歴史を作った。
馬泥棒は縛り首。アメリカは思っている以上に凄くて偉いんです。
歴史は時間だけが重いワケでなく、密度と重量だ。
デルマソトガケの外掛けがもしかしてもしかしてハマりそうになり、オオバンブルマイはオーストラリアの5億円の賞金を奪取した。
日本馬の近10年、そして来たる10年は、日本の競馬史上、とてつもなく濃いものになるかもしれない。
丹下厩舎はエリザベス女王杯に出走するジェラルディーナと同じ日、ムーアさんでもって妹のエヴァンジェリーナが新馬デビュー。
愛馬カンティアーモは、マーカンドJを背にデイリー杯に遠征します。
【業務連絡】
久しぶりに、スタッフに連絡発動。
コーフンするなと言われるだろうが、夢は駈け廻り鼻息はバフバフ。
仕事、遅れ気味ですまん。
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