「平成残侠伝の巻」
まず最初に警告しておく。
「丹下、ブログ上での公開ナンパは即刻、止めなさい!」
そういうのは裏でこそこそやってこそ、実感を得られるのである。
実感を伴わないナンパは、かえって
「自称美人OL」のNAMIちゃん
に、失礼ではないか。
いい年こいて、恥ずかしい。
でも、NAMIちゃんとやら、
「平成の緋牡丹博徒」
を目指すあたり、何かくすぐるものがあるよな。
藤純子ですか。
私もずいぶんと
「東映の任侠映画」
に影響を受けました。
緋牡丹博徒シリーズを観たときは、
「♪娘〜盛りを渡世に賭けて〜」
なんて唄い、
「そぎゃんも、こぎゃんも、なかとです」
などとメチャクチャな九州弁を使ってみたり、あの三島由紀夫が絶賛したという
「総長賭博」
を観れば、その日は鶴田浩二になったつもりで「傷だらけの人生」を唄い、
昭和残侠伝シリーズを観れば、高倉健。
誰彼かまわず
「死んでもらいます」
と脅したり、いっぽう女性に対しては
「不器用ですから」
と照れてみたり、まぁ、そんな学生生活を送っていたわけですが、でも、いちばん好きだったのは池辺良の役どころですね。
健さんみたいに熱くはならず、しかし、情には篤い。
雪降る中を健さんが橋を渡って殴り込みに行くシーンでは、さりげなく傘を差し出して一緒に戦いに行くのです。
あれは、何回観ても、男惚れしますよ。
漫画家の杉作J太郎さんは、『ボンクラ映画魂』とか『仁義なき戦い・浪漫アルバム』などの著書があるくらい東映映画好きである。
以前、仕事の打ち合わせをしたときなんか、
「何が好きかって、仁侠映画だけでなく、仮面ライダーでも何でも、とにかく『東映映画』なら何でも好きなんです」
ただ、私としては「仁義なき戦い」以降は、あんまり興味ない。
バンバン撃ち合うってのは、ちょっとリアリティがありすぎる。
チャカを使ってのドンパチより、刀やドスを使って、死ぬか生きるかのせめぎ合いって方が、ロマン的だと思うんですね。
昔の映画館では、観客席から
「健さん、危ない!」 とか
「後ろから来てるぞ!」
なんて掛け声がかかったそうですから、全共闘世代は、かなり思い入れて観ていたのでしょう。
というわけで、まったく競馬とは関係なくなってしまったけど、
「自称美人OL」のNAMIちゃん、
ボク、任侠映画、好きっすから、今度、お話ししましょうね。
カーカーカー。
♪背ぇ〜な〜で、泣いてぇる唐獅子牡丹〜、っと。