君の知らないジャンク
土曜日は、ミデアム出版の“大人の馬券学”の仕事で、中山競馬場で藤代三郎サンの取材を受けました。
馬券は、あんまり当たらなかったですね。
恥ずかしながら、今帰ってまいりました(笑)。
でも、オグリキャップの有馬記念以来、中山の、いわゆる“オケラ街道”をポクポク歩いて、京成電鉄の東中山駅まで三々五々。
二日酔いでなければ楽しい一日だったかもしれない
(前日は週刊大衆の編集長ほか五名で、神楽坂で打ち合わせを兼ねてドンチャカ)。
藤代サンも、新馬戦のパドックで、コチョコチョ話した談話だけは気に入ったみたいで、目の前の馬を好きになってくれるキッカケとなった(たぶん)のは幸いです。
明日はセントライト記念。
もうひと踏ん張りです。
(続き)
【セントライト記念】
フサイチジャンクのデビュー戦は、昨年12月の中山でしたか。
馬主の関口サンが、フェラーリやらスーパーカーやらフジTVサン関係のアレコレをワラワラ従えて、2000㍍の新馬戦に乗り込んできたのが、つい昨日のことみたいですね。
その新馬戦には、わざわざ「フェラーリ」を乗り付けてきたくらいですから、人気を分け合ったフェラーリワンを相当意識していたのかもしれない。
実をいうワタクシは、敵方のフェラーリワンを応援に、競馬場の馬頭観音のところで、コーフンしながらパドックを見たりしていましたが、近しいカメラマンの連れが、後にネットで、
「フェラーリワンみたいな馬をダービー馬に推奨する丹下は、センスがない」(笑)
——なんて、書かれたこともありましたが、確かにフェラーリワンはトモが緩く、あんまり頭もよくないかもしれないなぁ…。
キビキビとして、バランスのとれたフサイチジャンクのほうが、勝ち負けになるし、よりサラブレッドらしい。
そんなことはわかっているんだけど、時にはワタシだって、思い込みだけで馬を見つめることがあるんですけどね。
それは、まあいいか(笑)。
で、フサイチジャンク。
新馬戦の、センスのいい走りに、なかなかのもんだと思ったりしたが、福寿草・若駒S。そして、若葉Sと、時計もラップの内容も、一戦ごとに中味を伴っての勝利。
記録的に言えば、メイショウサムソンの上に位置する4連勝だったように思えたが、やっぱ使いすぎかも。
皐月賞は、その反動か。馬が小さく映ったが、どこといって悪いところはないんだけど、ダービーでは更に馬が萎んでいたように思う。
うーん。
今思えば、若葉が一つ余計だったかなぁ
(その若葉には、キャプテンベガが出走。そこでベガを、どうしても叩いておきたいと、馬をピークに仕上げすぎた)。
そんなこんなでダービーは11着と惨敗したが、立て直せば変わる。
焦りを捨てて、今度は真正面から菊。
メイショウサムソンに、勝るとも劣らない、競馬センスと資質を、もう一度見直すセントライトだ。
◎フサイチジャンク
○ミレニアムウイング
▲インテレット
この三頭が上位拮抗。
ミレニアムは、ここで勝ち負けなら、菊花賞では◎も考えています。
月曜日は、吉川良サンや柏木集保サンたちと、社台グループ創成期のマネージャー的役割を果たし、井崎サンの仲人で(笑)、ワタシの恩人でもある山本サンの墓参り。
昼間は高尾山の駅前のソバ屋で、オヤジたちが酒盛り。
返す刀で自宅の目の前の多摩霊園に行き、吉田善哉サンの墓にまいって、夜は神保町でドンチャカ。
月曜日は、〆切が5本あるんですが、編集者のみなさん。ケータイには出ないので、あしからず(笑)。