懺悔の涙
「わぁ〜。またパパがテレビ見ながら泣いてる。キモ〜い」
「いいの、いいの。パパはいつも、人に意地悪ばかりしているから、時々懺悔の意味で大泣きしないと、人生のつじつまが合わなくなるのよ」
勝手なことばかりいう家人の傍らで、予定通り小椋圭さんに大泣き。
その小椋サンが、凶悪顔の競馬風俗評論家の立川末広に酷似しているのを思い出し、一瞬涙が止まりかけたが(笑)、ついでに”千の風になって”で慟哭。
あとは、”涙そうそう”で仕上げればカンペキじゃ!
と思ったら、去年は事務所移転のアレコレで、出場していなかったのね。
新事務所のKクン。意地悪オジサンたちの懺悔の涙のために、今年こそは出演ヨロピク。
なんて、有馬記念丸っぱずれの懺悔も涙で流し、さて2008年。
今年の抱負は、まずは健康であること。
そう願掛けをしたハズなのに、元旦からグデングデンに酔っぱらい、ガキや親戚の手を引っ張り、近くの神社に3回もお参りしてしまった(同じ神社)。
二日は腹痛。布団とトイレを往復しながら、箱根駅伝を観戦。
というワケで、金杯の予想は東西ともに大人しめ。
小さな当たりからコツコツといきますか(8レースあたりに、とんでもない馬券を仕込んであるんですけどね)。
【中山金杯】
「いまだ重賞未勝利」と、当コラムでも何度も書いたことがあるエアシェイディだが、ひとつ上の別定GⅡ・中山記念で、58㌔を背負って2着。
〔2100〕という、2000mの適性はもちろん。パワー勝負の2200mのAJCC(GⅡ)でも、2着連対実績のある実力馬。
57㌔のハンデも距離もドンと来い。
後藤Jとのコンビでは、比較的前掛かりで動くし、幸いにも8枠15番。
スタートでヨロっとしても、外には馬は一頭。
すぐに挽回して、思う通りのポジションが取れそうだ。
強敵はサイレントプライド。
Hペースに恵まれ折り合ったこともあるが、とにかく前走のディセンバーSは強かった(しかも、造りは八分)。
昨年のシャドウゲイトもそうだが、金杯は年末の勢いをそのまま踏襲するケースが半々。
逆転まである。
展開に左右されるが、10歳馬アサカディフィートもやたら元気。
もし荒れるとしたら、やはり前残り。
松岡のシルクネクサスの積極策が惑星。
◎エアシェイディ
○サイレントプライド
▲アサカディフィート
☆シルクネクサス
△アドマイヤフジ
トウショウナイト
フサイチホウオー
ヒラボクロイヤル
【京都金杯】
素質だけで、皐月賞4着・ダービー3着に押し上げてきたアドマイヤオーラだが、いかにもコンパクトな馬体は明らかにマイラー。
そのマイル適性は、ダイワスカーレットを封じ込めた、昨年1月のシンザン記念の上がりに(33秒3の中には10秒台のラップが2つ)、限りないマイラーとしての資質が見え隠れする。
ま、前走は明らかに急仕上げ。
松田博厩舎は、調教の終い1Fの上がりで、デキのよさも能力もわかる。
連日の11秒9の時計こそが、叩き一変を雄弁に物語っている。
安田記念まで負けない。
◎アドマイヤオーラ
○キンシャサノキセキ
▲ディアデラノビア
☆カネトシツヨシオー
△サクラメガワンダー
エイシンドーバー
エイシンデピュティ