いいモンを見せてもらった日
山田乗男クンじゃないが、10月8日の日曜日は、毎日王冠も大事だが、東京の新馬戦二鞍に、マイネルシーガルとフサイチホウオーが出走する。
シーガルにはサクラプレジャー。
ホウオーにはピサノシェンロンというライバルがいて、どう戦うかが見ものである。
井崎シューゴローと、ほぼ同じ年で、社台RHの東京事務所に勤務していたこともある山戸サンと、社台の会員サンと競馬場の“神田川”で待ち合わせ。
ついでに子フグ1号のPTA関係で知り合った、競馬好きの立教の女子大生を交えて、パドックとお店を行ったりきたりしながらビールで景気づけ。
おお。マイネルシーガル、やるじゃないか。 今年の3月に、ラフィアンの岡田サンにインタビューしたとき、
「マイネルの一番馬はシーガルだよ」
と言っておられたが、その後ノド鳴りが発症してトーンダウン。
1400Mの新馬に使ってきたのは、それを思ってのことだろうが、適度に長い背中に、実に柔らか味のある馬体を思えば(クビの使い方が秀逸)、本当だったら次に組まれている、6Rの1800Mに下ろしたかったんだろうなぁ。
しかし、伸び伸びとした大きな走りで、二着馬を3馬身と突き放す楽勝。ノド鳴り云々も気にならない走りだった(距離ももつ)。
続く6Rの注目は、フサイチホウオー。
「首を上下にブンブン振り、エラく暴れていますが、大丈夫ですかね?」
競馬仲間の元悪徳芸能プロのマネージャーが、目を白黒していたが、あ。そのホウオーを引いているのは、松田国調教師の息子サン?
まだ高校生だった頃、セレクトセール等々で見かけこともあったし、元悪徳芸能プロのマネージャーでもあるKクンの、サンデーレーシングのライラプスも引いていた。
いつの間にか、顔も大人びて、競馬人の一人になったが、大丈夫かフサイチホウオー。
タイムオーバーか、ドトウの差し脚で凄い競馬をするか。
二つに一つだろうと思って眺めていたが、いざ実戦では中団の前々をピタリと折り合いスイスイ。
直線2F標識まで、「持ったまま」。
グイとひと気合つけてやると、ギュイ〜ンと後続を突き放す突き放す(笑)。
セレクトセールで見て以来、ジャングルポケット産駒の大将は、たぶんこの馬だろうと思っていたが、いやあ、いいモンを見せてもらいました。
ただ、欲を言えば、1分50秒1の時計はともかく、レースの上がりは12秒1—11秒8—12秒0(35秒9)。
自身の上がりも35秒6。
数字として、若干モノ足りなさが残る。
それは次回までの宿題としますか。
そうだ。
いいモノを見せてもらったと言えば、毎日王冠のダンスインザムード。
馬の好調さを計るバロメーターに“銭型模様”を言われるが、トモ回りから臀部にかけての、薄っすらと血管が透けて見える様は、ついぞお目にかかったことのないほどの流麗さ。
対するアサクサデンエンは、返し馬でゴトゴト。
元々硬い感じのする馬ですが、なんかフットワークにメリハリがなかった。
インに進路をとり、内から追い出すのはほぼ想定通りだったが、あと1Fの失速はなんなんだろう。
あれが7歳という年齢なのか。うーん…。
夜は芝の東京タワー・プリンスで社台グループのパーティー。
1300人ものお金持ちが勢ぞろいする様は、まさに圧巻。
でも、こういうパーティーだと、一応ゲストということで招待されているので、ガツガツを美味しいものを口に運べない、気が小さいオレ。
ま、ガンガン酒を飲むので、むしろそっちのほうが高くついたりするんでしょうが(笑)、二次会は松田国調教師を囲んで、厩舎経営に関して、中身の濃い歓談会(フサイチホウオーを、わざわざ東京に遠征させたのは、遠くダービーを逆算しての遠謀か)。
三次会は、銀座の沖縄料理店の“週刊ギャロップ”の送別会に、松田サンともどもなだれ込む。
お互い、春の産地馬体では、一生懸命仕事したなぁ…。
なんて、気がつくと3時。
もう一軒、どこぞの居酒屋にいたみたいですが、テーブルに突っ伏して寝ていたので記憶なし(笑)。
始発の電車で家に帰ったが、八王子に住んでいるAサン。
酔っ払いオヤジの乱行につき合わせてゴメン。
さて、今週は、アサクサキングスが京都の新馬1600Mにデビュー。
同新馬戦には、ローズプレステージも出走するらしいが、ブン投げられちゃったら嫌ですね(笑)。
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